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どたどたと騒がしく厨房室と提供室の間にある引き戸に辿り着き、こっそり中をのぞく。
「終わった……」
「え、割とマジでヤバくね？私あと５分でシフトなんだけど」
「自分らはまだええやん。こちとら部長やぞ」
邪魔にならない程度に息をひそめていると、不意に後ろから声がかかった。
「あ、おったおった」
可愛い衣装に身を包んだ接客担当の子だ。
控室におらんかったから、と言う。
「もうね、嫌な予感しかしないんだけど」
「同感や」
にこ、と何も知らない笑顔から、言葉が放たれる。
「なんや２年の北先輩と佐々木先輩？が顔見たい言うてたで」
「そうれ見たことか」
「誰を煽っとん」
これは一応言っておくが、別に嫌なわけではないのである。
むしろめっちゃ嬉しい。
何顔が見たいって。
そんなことよりも鏡を見ていた方が得が多いに決まっているのに。
「行くか……」
腹を決めた時だった。
俄かに入口の方がざわめく。
今日も元気そうで何よりだ。
「なんで今来るかな」
「タイミングが馬鹿すぎる」
「あれ、あン人誰や。角名よりデカいな」
水瀬の言う通り、男バレ４人と共に大きい人が入ってきた。
制服を着ているから生徒だろうが、4人より大きいところを見ると190くらいありそうだ。
するとその人が北さんのテーブルを視線にとらえる。
ほぼ同時に北さんも気が付いたらしく、手をひら、と振った。
佐々木先輩も目を細める。
「……………………ン??????????????」
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にはろ(プロフ) - kanameさん» 嬉しい限りです！ありがとうございます！ (2021年6月9日 23時) (
レス) id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
kaname(プロフ) - めっちゃ面白くてバーッと読んじゃいました！笑 あんまオリキャラ居すぎるの得意じゃないのですが、この小説は皆個性が立っててめっちゃおもろいです！ (2021年6月9日 22時) (レス) id: 7565f8d7cb (このIDを非表示/違反報告)
にはろ(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます〜！ (2020年8月9日 12時) (レス) id: 1818a691b6 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - とても面白かったです！これからも更新頑張ってください！ (2020年7月31日 22時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にはろ | 作成日時：2020年6月7日 13時
