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「ほらな、言ったやろ」
「おお……」
「オッホ、ホントに食べてる」
「強者や……」
げ、と声を漏らした時にはもう遅い。
謎のデカい男が四人、こちらを向いて立っていた。
え、なんかこっち来たんだけど。帰れ帰れ。
「こっち来よった」
「何やデカいな。三年か?」
「いや、多分一年。てか男バレでしょ、宮兄弟」
「言われてみれば」
宮兄弟を筆頭とする男バレ一年は、既に学年を超えて学校全体で有名になりつつあった。
顔が良いのと、強豪の男バレで一年ながらベンチ入りしているというのもあるが、主に宮兄弟が問題を起こすからだ。
私たちとは似ているようで似つかない。
だからあんま関わりたくなかったんだけど。
「よう。サムがピザの匂いするっちゅうから来てみてん。俺らも仲間に入れてや〜」
金髪の、宮侑の方が声をかけてきた。帰れって。
「なんやねん匂いて。犬か」
「今ツッコミいらんねん」
多田と笠川がコソコソ話しているのに混じる。
「仲間に入れろって言った?アイツ」
「言ったな」
「どうすん?」
「敵回したらあかん奴らやからなあ」
そして、結論が出た。
笠川は納得いっていないようだが。
これから学校生活平穏に送りたかったら我慢しろ。
四人に向き直って言った。
「まずは金を払え。話はそれからだ」
「ええ〜金取るん?」
「は?タダ飯食う気か」
多田が凄んだ。
やめろ喧嘩を売るな。
暫く渋っていた宮兄弟はピザ欲に負けたのか、渋々財布を取り出した。
「いくら?」
「五百円」
俺も、とキツネ顔の奴も財布を取り出す。
角名って奴らしい。
一番まともそうな銀島も流れに押されて五百円玉を差し出してきた。
まあ、八ピースあるしいいか。
「ほんじゃ、気ぃ取り直して」
いただきまーす!
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にはろ(プロフ) - kanameさん» 嬉しい限りです!ありがとうございます! (2021年6月9日 23時) (レス) id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
kaname(プロフ) - めっちゃ面白くてバーッと読んじゃいました!笑 あんまオリキャラ居すぎるの得意じゃないのですが、この小説は皆個性が立っててめっちゃおもろいです! (2021年6月9日 22時) (レス) id: 7565f8d7cb (このIDを非表示/違反報告)
にはろ(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます〜! (2020年8月9日 12時) (レス) id: 1818a691b6 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - とても面白かったです!これからも更新頑張ってください! (2020年7月31日 22時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にはろ | 作成日時:2020年6月7日 13時