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最近、「闇の魔術に対する防衛術」のムーディがやたら馴れ馴れしい。
年が明けたくらいからだろうか。
スネイプの誕生日プレゼントを悩んでいたユリのアイデアメモを勝手に覗いて、勝手に「鰓昆布なんかいいと思うぞ」と助言したり。
授業でやたらユリを指名するし、そのたびにユリはボコボコにされるから、小さな傷が絶えずスネイプに眉を顰められることもしばしば。
でもそのおかげで、ユリはもともと得意な実技に磨きがかかったし、第三の課題を控えるハリーにいろいろ教えることができた。
ハリーはユリと友達でいてずっと幸運だと思っていたが、今回に関しては幸運どころではない。
この学年、下手をしたらこの学校で、実戦でユリの右に出る者はいないのだ。
血筋かもしれない。
閑話休題。
ムーディの馴れ馴れしさは、期末試験最終日に頂点に達したように思われた。
最終日の科目は「魔法史」と「魔法薬学」だったが、朝食を終えて大広間から出た途端、ムーディが突然現れてユリの手首をぐっと握って引き摺り出したのだ。
「ムーディ先生！」
「えっ。あっちょっと！ユリがどうかしたんですかっ？」
「なになになになに」
「あと十分で『魔法史』の試験だぞ？！」
ユリは悲鳴をあげながらもなんとか三人に「大丈夫。行って」と伝える。
彼らは納得いかないながらもムーディを信用しているので、背を向けて行った。
そして、ムーディに引きずられ着いたのは、いつかの三階の女子トイレ。
その瞬間、ユリの意識は消える。
このとき、先生の誰かにこのことを伝えていたらどうだっただろうか。
闇の帝王は復活しなかったかもしれない。
少し時期を遅くするだけだったかもしれない。
人が散々に死ぬことは起こらなかったかもしれない。
彼女の最愛は、首から血を流して死んだりは、しなかったかもしれない。
でも、たらればの話をしてもしょうがないと、いつ回想してもハリーはそう思う。
世界の歩みのどれが正しいかなんて、道がありすぎてわからない。
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あまね(プロフ) - いっぱいちゅき！ (2023年2月12日 23時) (
レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - 不死鳥の騎士団編がみたいだけなのにTwitter運営さんはそれを許してくれないようですかなし (2023年2月12日 14時) (レス) id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - みや。さん» ま、また凍結されてますね、、、ついてないですね、、、🥺 (2023年2月12日 14時) (レス) @page46 id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みやさんの不死鳥の騎士団見たいですね(๑•̀ㅁ•́ฅ✨ (2023年2月11日 19時) (レス) @page46 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
みや。(プロフ) - ダイアナさん» 一週間が経ってしまったので、移行しました。よろしくお願いします🙌 (2023年2月10日 13時) (レス) @page46 id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年9月21日 19時
