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ユリは薄ら寒い地下の廊下でスネイプを待った。
しばらくしてスネイプが小瓶を持ってきて、外で突っ立っていたユリを睨む。
「真っ先に我輩のもとへやってきたのはたしかに懸命だった。それは褒めてやる。が、今すぐに寮に戻れ。さもなくばグリフィンドールから点が無くなることになるぞ。何故貴様らが『石』について知っているかはこの際聞かん」
「それに関しては全然大丈夫です。ビリ確定してるんで」
ユリは最悪を免れたことに安心していて、けろっと反論してしまった。
安心ついでにぼうっとしていたので、ある重大なことに今気づき、あわててスネイプを見る。
「あ、てか今褒めました？褒めましたよね私のこと」
「褒めていない」
「なんでそんな嘘つくの」
ユリは囁きながらもやかましくスネイプの後ろについてひょこひょこ駆けた。
「先生は奥さんとかいるんですか？」
「……………………」
「いないのか……」
彼もこの夜中に一年生を一人にするのが後味悪いのか、何も言わない。
二人が階段を上がり玄関ホールを通りかかったところで、ユリがはっと目を見開いた。
そこにロンとハーマイオニーと、それからダンブルドアが立っていたからだ。
「ユリ！？どうしてここに」
「スネイプだ！スネイプに捕まったのか！？」
「ちがうよ！助けてもらってたの！スネイプ先生は犯人じゃない。他の誰かだ……」
二人は唖然としてダンブルドアとともに一瞬で四階へと踵を返したスネイプの背中を見た。
ほらやっぱり、私の考えは正しかったとでも言いたげに、ユリはちょっと笑ってみせた。
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にはろ(プロフ) - 理緒さん» ご意見ありがとうございます！修正しました。今後ユリという名前に関する記述が少し出てくるかと思いますが、無視していただければ大丈夫です。 (2022年4月19日 21時) (
レス) id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - 名前ってユリになってるんですがリノを使いたいのですが変えれませんか？ (2022年4月19日 10時) (レス) id: 946438c0c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年1月24日 13時
