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大貴side
慧｢じゃあ、俺教室に戻るから…。｣
1時間目の終わりを知らせるチャイムが
鳴った途端、伊野ちゃんは立ち上がった
.
大｢先輩は、何でここに来たんですか…？｣
俺はまだ伊野ちゃんと一緒にいたくて質問した
慧｢…授業受ける気にならなかった、それだけ。｣
大｢そう、ですか…。｣
伊野ちゃんの目はもうあの頃みたいに
優しくなくてとても冷たかった
慧｢…それだけ？｣
大｢ぇ、あ…はい。｣
伊野ちゃん、俺と一緒にいるの疲れたのかな…
やっぱり俺なんかより山田といたいよね…
慧｢…じゃあ。｣
先輩はそう言って保健室の出口に向かって行った
大｢っ…。｣
俺はまた泣きそうになって俯いた
伊野ちゃんともう会えない気がした
これで俺達の関係は終わる気がした
痛む手首は心の傷みには勝てなかった
伊野ちゃん…
好きって言えたらどんなに楽なんだろう…
.
この時、伊野ちゃんが俺のことを
心配そうに見ていたなんて気が付かなかった
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やぶありLOVE(プロフ) - 更新お願いします！ (2019年10月2日 7時) (
レス) id: 08447510d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーたん | 作成日時：2018年2月4日 20時
