夏

大雨 小林誠司 ページ49

ザァーーーーーーーーーーーーーーー！！！






サイアク、浮気現場を見てしまった。


なんでいつもこう、なんか、、、


泣きそう。ううん、泣いてる。


大雨に濡れて気付かないだけ。






小林「A！！何してんの！！」




グイッ




A「…え、こばさん…？」




傘さしてない…




小林「こっち行こう」






_._._._._._._._._._._._._._._._._._._._._._._._.


小林「ビシャビシャやん。何してんの」




A「…何もしてない」




小林「…。めっちゃ探した」




A「何で…？しかも傘さしてないで…。」




小林「そりゃそうでしょ！大雨の中走ってるA

見たら何かあったに違いないでしょ！」




A「…こばさんが良かった…こばさんが好きな人

だったら……」






大声で泣いてしまった。


こばさんが良かったなんて言って。






小林「…良かったじゃなくて、俺が良いって言って？」




A「…こばさんが……こばさんが良かった…」






ぎゅっ。




お互い濡れてるにもかかわらず、


優しくぎゅってしてくれた。






小林「ん、今日は泣いていいよ。これからは

俺が守ってく。」




A「…いつも、こうゆう時助けてくれたよね…」




小林「だって、Aのこと好きだし。好きな人が

泣いてるの見たら、ほっとけないでしょ。」








あの大雨から、




雨になる日はいつも電話をしてくれたし




逆に好きになった天気でもありました。




大雨のおかげで、




こばさんのことが大好きになりました。






A「こばさん」




小林「ん？」




A「ありがと。」




小林「どしたんいきなり」




A「大好き」




小林「…ばかか。」





雨の日はお家でイチャつきます！

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