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手紙。#2☆柳田悠岐 ページ2

あれから約1ヶ月。




最近、徐々に打率が伸びてきた。




昨日は久しぶりにタイムリーも打てたし、いい感じ。






『ほんと、Aちゃんのおかげやん…』






手紙をユニフォームのポケットに入れて、俺は今日も試合に臨む。




いつか、君に会える日は来るんかな。















その日の夜12時。




試合で疲れた体を落ち着かせたくて、近くの公園へ足を運んだ。




人はちらほらといるものの、まわりはとても静か。




ゆっくりとベンチに腰掛けると、だんだんと目が重たくなってきた。







そしていつの間にか、眠りについてしまっていた。


















「………の、」




「……あのっ…」







誰かに体を少し揺さぶられ、目が覚めた。







『ん……?』




「ここで寝てたら、風邪ひきますよ…?」




『んー…』







まだあたりは真っ暗。




時計を確認すると、まだここに来てから1時間しか経っていない。






それにしても…なんか聞き覚えのある声やわ。








目をこすってよく見てみると、そこには紛れのない、Aちゃんがいた。









数秒の沈黙。




それをやぶったのは、Aちゃんのほう。






「ご、ごめんなさい…!私…ほんっとに気づかなくて!」



『いやいや、大丈夫っすよ』







ははっと笑う俺と、あたふたするAちゃん。









そしてまた沈黙。




次にそれをやぶったのは、俺。






『僕、あれからちゃんと打てるようになったんすよ。いつも…Aさんの手紙だけ、ポケットに入れて試合に出てて』



「そうなんですか…?」



『やけ、あっ、だから…お礼をずっと言いたくて。やっと会えてよかった』



『本当に、ありがとうございます』



「あ、いえ、こちらこそ…!」






Aちゃんは微笑んだ。



暗闇でもわかるそのきれいな笑顔に、俺は完璧にやられた。



というより、あのときから好きやったんや。



やっと気づけた。自分の気持ちに。







『今度、よかったら試合見に来ませんか?』



『そしてそのあと、メシ。行きましょ』







Aちゃんは一瞬また驚いた顔をした。



でもすぐに、




「私でよければ、ぜひ」




 とその笑顔で。













俺はその試合で、決勝打となるホームランを放った。







そして今では。





「おやすみ、悠岐」



『おやすみ、A』






いつまでも一緒。







fin.



字数が…
続編、いかがでしたか?

とろけるアイス。☆山田哲人→←手紙。☆柳田悠岐



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はるもーちこ - はじめまして!西川遥輝選手が記念日を忘れてて喧嘩しちゃうお話が見たいです!!リクエストお願いできますか? (2018年10月28日 18時) (レス) id: 82e7c56ec0 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - はじめまして! いつも楽しく読ませていただいてます! もし良ければ、上林選手と高校生の彼女とのラブラブ生活を書いていただきたいです! よろしくお願いします! (2018年9月1日 0時) (レス) id: 8945372b42 (このIDを非表示/違反報告)
ホットケーキりんごちゃん - リクエスト!長編で12球団みんなから、モテて最後に今宮健太選手を選ぶみたいな話 (2016年12月14日 17時) (レス) id: f071bbb8fc (このIDを非表示/違反報告)
ともちん♪*° - 澪さん» いやいやいや、澪さんの方こそタメでいいですよ!(笑) じゃあ次から一緒にタメで!(笑)よろしくお願いしますm(__)m (2016年7月17日 20時) (レス) id: 7e7d947078 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ともちん♪*°さん» いやいや、私の方こそタメで大丈夫ですよ!そっちのほうがいいです(*^^*) (2016年7月17日 16時) (レス) id: 1496a80768 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年7月3日 22時

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