--彼女の日常。【短編集】

坂本勇人 #G6 ページ17

☆リクエスト







私は外野席からみる勇人が好き。




他の席よりは全然遠いけど、

応援歌を歌いながら見る勇人は
なんか特別な感じがするんだ。





･






･





だけど



今日初打席で死球。


思いっきり地面に倒れ込む


一瞬ピッチャーのことを睨んだのは
見逃さなかったぞ笑？









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試合後





勇人の帰りを待っていると、

ガチャっと鍵の音。







勇人｢ただいまー｣




急いで玄関に向かう。
元気かな、大丈夫かな。







･



｢おかえり、どうだった？腰。｣


勇人｢え〜？あんなんかすり傷やろ笑｣




｢私に嘘は通用しません｣


勇人｢あ、バレた？｣









勇人は優しいから、心配させないように
私によく嘘をつく。


みんなも知ってるでしょ？
試合前に子供やファンとキャッチボール
してること。



そうです、ココロイケメンです笑









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勇人｢でもさー、死球と言ったら哲人やない？｣


｢山田さんちょっとくらい過ぎよね？｣


勇人｢ほんまやな、俺あんなくらったらキレるわ笑｣





うん、これは本当だな笑









…







あ、そうだ。





｢私が死球うけたらどうなるかな？｣


勇人｢折れるで、絶対｣


｢いや骨結構丈夫だよ？｣




勇人｢当たってみる？笑｣

｢あ、やっぱり大丈夫です｣







、




あはは、と笑う勇人。


あれ、やっぱりここから見る勇人が1番
好きかも。



特等席よね、ここ。









･





･






｢勇人｣


勇人｢ん？｣






｢大好き｣

勇人｢なんなん笑｣

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