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22 北山side ページ22

「私たち…ちょっと距離置かない?」




Aが、何とも言えないような表情で、俺を見て言った。





「は?何でだよ。やだよ」


「私たち…ちょっと冷静になった方がいいと思う。お互いのことを信じるためにも」


「それで何で距離置くってことになんの?
意味わかんねーよ」


「…」


Aは俺から目をそらして、黙った。






…俺は離れたくない。

このまま離れたら、そのままAが戻ってきてくれないような気がして、不安でしょうがない。








「A…俺と別れたいの?」


「…違うよ」


「じゃあ何で?俺と居たら冷静に考えられないわけ?」


「そういうこととじゃなくて、この気持ちのまま無理して一緒にいても、どうせまたすぐケンカになるだけだから、一旦離れた方がいいって言ってるの」


「何で分かるんだよ。二人のことなんだから、一緒に考えりゃいーじゃん」


「それを一人で考えたいって言ってるの」


「何だよそれ…」






お互いにイライラしてるのが分かる。

どちらも話さないまま、険悪なムードが漂っていた。






こういうことなのか…?









「…どうしても離れなきゃいけねーの?」


「ゴメン…」








結局、少しの間、ふたりで会うのはやめようってことになった。


だけど、連絡は一日一回は取り合うってことを約束した。







その日の夜、当然Aが俺んちに来ることはなく、飯だけ一緒に食って帰った。









ホントなら、今頃Aが隣に居たはずなのに…いつものベッドが妙に広く感じた。







「A…」




天井を見つめながら、無意識にAの名前を口に出していた。

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設定タグ:北山宏光 , 藤ヶ谷太輔 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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由貴(プロフ) - こんばんは凄く良いですね!!続きが気になります!! (2015年6月24日 0時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、お久し振りです。ひとまず仲直り★といったところでしょうか…。今後、また何かが起きる予感?!ですが、よろしければご覧くださいね。 (2015年6月22日 14時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
アクビ(プロフ) - みっくんと藤澤さん仲直りしてくれてよかったあ。何気にめっちゃ心配してました(^_^;) (2015年6月21日 22時) (レス) id: 955e42d8a3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 光香子さん、いつもご覧頂いてるようで、ありがとうございます。私もラブラブなシーンを書きたいと思ってるんですが…笑。引き続きよろしくお願いします。 (2015年6月1日 0時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - まなたろさん、みっくんを応援してあげてください笑!今後ともよろしくお願いします笑…★ (2015年6月1日 0時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃ | 作成日時:2015年5月26日 22時

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