5 北山side ページ5
あ〜…
ニカの奴間違ってるっつーの！
あれだけ言っといたのに。
俺はため息をつきながら、昨日ニカから送られてきたデータを確認していた。
｢あ、マッキー、コレありがとね〜めっちゃ書きやすかったわ！｣
｢ホントですかー？じゃ、あげますよソレ｣
｢えっ？いいの？｣
｢はい、私そのシリーズのペン好きでいっぱい持ってるんで。北山先輩も使ってください｣
｢マジ〜？じゃあお言葉に甘えて。サンキュー｣
牧田ちはる。通称マッキー。
こっちで俺たちのサポートしてくれてる事務の子。
確か歳は24、5だったと思うけど、その割には仕事は結構できてる。
明るいしノリも良くて、わりとすぐに仲よくなって、お互いの恋愛話もするようになった。
マッキーは、付き合って２年になる年上の彼氏が居て、結婚したいらしい。
けど、その彼氏がなかなか煮え切らないようで、よくグチってる。
｢北山先輩、今日残業ですか？｣
｢まあちょっとだけな〜。手のかかる後輩のミスをフォローしてやらなきゃいけねーから｣
｢頼れる先輩なんですね〜？｣
｢そーゆーこと｣
｢じゃー私、お先に失礼しますね？コレ、良かったらどうぞ｣
マッキーは、カバンからチョコを出してきた。
｢お、サンキュー。気を付けてな〜｣
そういえば今日デートだって言ってたな。
俺もAとデートしたいわ〜…
とりあえず今日はさっさと切り上げて、Aに電話しなくちゃ。
昨日はこっちで飲み会だった。
途中、二階堂から例のデータの件で電話があって、その間にAからも着信があった。
でも俺はそれに気づかず、そのまま二次会に行き、結局帰ってからバタンキューで、もう一回来てたAからの電話に出られなかった。
Aが２回も掛けてくるなんて、ちょっと珍しい。
なんかあったか…？
そういや、ニカの昨日の電話。
Aのこと聞いてきたけど…何か関係あんのか？
とりあえず、ちゃっちゃと終わらせて帰ろうと思って仕事してた。
仕事は思ったよりも早く片付いて、二階堂にデータを送り返し、さて帰ろうって時にスマホが鳴った。
見るとそれは、マッキーからのLINEだった。
＞＞まだ残業中ですか？
＞＞ちょうど今終わったとこ〜
どうかした？
＞＞さっき、彼氏にフラれました。
もう最悪です…どうしたらいいんですかね…
えっ？！マジで？
とりあえず俺は、急いで返信した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 576人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
北山さん大好き - 凄い夢のようでした。北山さんと恋人や結婚だなんて凄いと思いました。ずっと夢見てみたいです。 (2020年6月9日 14時) (携帯から) (
レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - kanako2735さん» はじめまして、コメントありがとうございます。読んでいただけて嬉しいです★不定期更新てすが、良かったらその後のお話もご覧下さいね。感想お待ちしています。 (2016年1月30日 16時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
kanako2735(プロフ) - はじめまして！今日１話から1日かかって全部一気に読ませていただきました！笑とても読みやすく、ハラハラドキドキでした。みっくんのプロポーズ凄くよかったです。違う話も覗きに行きますね！これからも楽しみにしてます！！ (2016年1月29日 23時) (レス) id: 5866981bfb (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ライラさん、コメントありがとうございます。正直、誰とハッピーエンドにしようか迷った時もあったんですが…喜んで頂けたようで嬉しいです★また、番外編にも遊びに来てくださいね。 (2015年11月27日 23時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - よかったです〜！゜+(。ノдヽ。)゜+。誰にいくのか最後まで分からず、私ならもう玉ちゃんで…みっくんもうやめとこ…やっぱり太ちゃんか？と私の中ではブレブレでしたが、途中から主人公のみっくんへの一途さがハッキリしてきて、最後まですごく納得がいくお話でした♪ (2015年11月27日 9時) (レス) id: 9ebc20e9df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みぃ | 作成日時：2015年11月1日 17時
