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「やっぱり二階堂くんに謝ればよかった…」
あのまま店を出てきちゃったので、結局二階堂くんとは気まずいまま。
「さっきのA怖かったもんな〜笑。
ま、いんじゃねーの?落ち着いてからで」
「反省してます…」
「さすがに二階堂も話する気になっただろうし、葵ちゃんもどっかスッキリした顔してたから大丈夫だろ。あとは二人次第だな」
「そうだね。仲直りしてくれればいいんだけど……あっ!すいませんっ」
よそ見をしていた私は、向かってくる人とぶつかってしまった。
「あぶねー、ちゃんと前見て」
みっくんは私の手を握った。
「よしっ、もうあの二人の話は終わりだ!
さ、これからどこ行く?」
「え、どっか行くの?」
「行かねーの?」
「だってもう終電無くなっちゃうよ?」
すると、みっくんは手をつないだまま道の端に寄って立ち止まり、少し口を尖らせながら言った。
「俺はもっと一緒に居たいんだけど。Aは帰りたい?」
「そうじゃないけど…どっか行きたいとこあるの?」
「ん〜、ある」
「どこ?」
「二人になれるとこ」
「みっくんの家?」
「俺んちは、こっからだとちょっと距離あるからさ〜」
そう言いながら、みっくんはどこかに向かいながら歩き出した。
「じゃあ…カラオケとか?」
「今は歌うって気分じゃねーからな〜…」
…その妙にヘラヘラした感じの顔。
・
「やっぱ週末は混んでるな〜。ほぼ満室だわ」
私たちの目の前には、ほとんどが暗くなった部屋の写真のパネル。
…だと思いました。
みっくんはブツブツ言いながら、一番上の部屋のパネルを押した。
「え…そこ一番高いトコじゃん」
「ま、ボーナス出たし今日は特別ってことで」
そしてエレベーターで一番上の階まで行き、部屋に入る。
「広〜い!やっぱり高いだけあって、設備がスゴいね」
「このマッサージチェアふっかふかだぜ〜」
お風呂もキレイで、ベッドもキングサイズぐらいありそうな大きさ。
やらしい雰囲気はあんまり無くて、高級ホテルの一室みたいな感じで、私はソファに腰かけて部屋を見渡した。
すると、みっくんが私の隣に座って話始めた。
「初めて二人でラブホ来た時のこと覚えてる?」
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泣き虫 - 北山君に抱き締められたいし、 男前だしイケメンだし、かっこいいし彼氏にしたいです。(^ .^)y-~~~ (2019年8月24日 8時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、いつもありがとうございます★主人公とみっくん、ようやく落ち着いたようです笑。他の男子達はどう動くのか…そろそろラストに向けて更新頑張らせて頂きます。 (2015年9月23日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
アクビ(プロフ) - みぃさんこんばんわ!更新ありがとうございます。みっくんがエロ可愛くて思わずコメントしてしまいました(=^ェ^=)藤澤さんは基本的にツンだけど、ふたりがラブラブで嬉しいです(笑)しかし他の男子たちの動きも気になる今日この頃です。 続きも楽しみにしています。 (2015年9月22日 20時) (レス) id: 955e42d8a3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、ありがとうございます。主人公は小説ならではの、モテ女子です笑。今後もお付き合い頂けると嬉しいです★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 由貴さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ | 作成日時:2015年8月24日 19時