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「いつまでそーやって逃げるつもり?
葵のこと、許そうが許すまいが二階堂くんの勝手だけど、ちゃんと話聞くぐらいできないの?」




「A…落ち着けって」



みっくんは少し驚いたような表情で私を見て言った。







いい加減、二階堂くんの男らしくない態度に苛立ちを押さえきれなくなってきた私は、ついつい口調がキツくなる。









「葵がずっと隠し通そうとしたのも、言い出せなくて迷ってたのも、全部二階堂くんのことを大事に想ってるから…真剣だから悩んでたんだよ?
なのに、ろくに話も聞いてないのにブツブツ言うのって、ちょっと一方的過ぎない?」





「……」





私の言葉をうつむきながら黙って聞いている二階堂くん。



…ダメだ、これ以上は私が言うことじゃない。



つい苛立ちに任せて、二階堂くんを責めるようなことを言ってしまった。









「A、もうそんくらいにしてやって?じゃないと二階堂泣いちゃう…あっ、葵ちゃん!」



みっくんが手を挙げて、私の後ろに視線をずらして叫んだ。


それに反応して、私も振り返る。









「葵…」




「ゴメンね、遅くなって…」




「ううん」


私は葵を座らせるために、一旦席を立つ。




「A、ありがと」




「え?」




「久しぶりにあんな怖いA見たよ。笑」




「えっ!?…もしかして聞いてたの?」




「ありがとね?おかげでちょっと元気出たよ」



フフっと笑いながら、葵はソファに座った。




「なんか…ゴメン笑」




恥ずかしいような申し訳ないような、複雑な気持ち。







すると、みっくんが立ち上がって私の肩をポンと叩いた。


「葵ちゃん。悪いんだけどさ〜、今日はこのままA借りてもいい?」





「え?」


私は隣に立つみっくんを見た。





「あ、はい…なんかスミマセン。A、また改めて泊まりに行かせてくれる?」




「あぁ…うん。いつでも来て」




「じゃー俺ら行くから。あとは二人でごゆっくり〜」

25→←23 北山side



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設定タグ:北山宏光 , 藤ヶ谷太輔 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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泣き虫 - 北山君に抱き締められたいし、 男前だしイケメンだし、かっこいいし彼氏にしたいです。(^ .^)y-~~~ (2019年8月24日 8時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、いつもありがとうございます★主人公とみっくん、ようやく落ち着いたようです笑。他の男子達はどう動くのか…そろそろラストに向けて更新頑張らせて頂きます。 (2015年9月23日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
アクビ(プロフ) - みぃさんこんばんわ!更新ありがとうございます。みっくんがエロ可愛くて思わずコメントしてしまいました(=^ェ^=)藤澤さんは基本的にツンだけど、ふたりがラブラブで嬉しいです(笑)しかし他の男子たちの動きも気になる今日この頃です。 続きも楽しみにしています。 (2015年9月22日 20時) (レス) id: 955e42d8a3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、ありがとうございます。主人公は小説ならではの、モテ女子です笑。今後もお付き合い頂けると嬉しいです★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 由貴さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃ | 作成日時:2015年8月24日 19時

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