20 北山side ページ21
おいおいおい…
とてつもなく気まずい空気を何とか変えようと、葵ちゃんや玉森くんに話し掛けたりしたけど、見事な空回りに終わった。
そんなときにAが現れた。
あ、そういや葵ちゃんキャバ嬢最後の日、Aんちに泊まりに来るって言ってたわ〜
Aと小声で話してたら、爽やかイケメンが、何となく申し訳なさそうな感じでこっちを見てる玉森くんと、何事も無かったかのように去っていった。
…つーか、玉森くんって葵ちゃんの客だったってこと?
だったらスゲー偶然じゃね?笑
いや、でもどっちかっていうと、爽やかイケメンの方が気があるっぽかったな…
そんなことを考えてると、Aが葵ちゃんのそばに寄って行った。
「葵…大丈夫?」
「うん…あ、もう上がれるんだけど、先に高嗣とちょっと話させてくれる?」
「もちろん。私はそこのカフェに居るから…」
「俺は無い…」
無表情で葵ちゃんを見つめたまま、隣に居る二階堂が口を開いた。
「えっ?」
「俺は別に話すこと無いよ。これからAさんと予定あるんでしょ?…俺は帰るから」
おいおい…何を言い出すんだよお前は。
「ちょっと待ってよ、わざわざ来てくれたんでしょ?ちゃんと説明したいから…」
「いいって。別に話すことなんて…」
「二階堂。昨日お前がミスった処理のフォローの貸し、コーヒー奢りでチャラにしてやる」
「は?」
「昼飯奢れって言ったけど、そこのカフェのコーヒーでチャラにしてやるから。もちろんAと葵ちゃんの分も」
「何で俺が…」
「葵、3人で待ってるから。後でね?」
「あ…うん、ゴメンね。北山さん、ありがとうございます」
葵ちゃんはそう言うと、足早に店に戻って行った。
「ちょっとミツさん…」
「ったく、ちゃんと話聞いてやれよ。お前だって話したいからわざわざここまで来たんだろ?」
「それは…」
ニカは納得いってないような顔してたけど、ちゃんとカフェまで着いてきて、俺とAのコーヒー代を素直に払って、席に着いた。
414人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
泣き虫 - 北山君に抱き締められたいし、 男前だしイケメンだし、かっこいいし彼氏にしたいです。(^ .^)y-~~~ (2019年8月24日 8時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、いつもありがとうございます★主人公とみっくん、ようやく落ち着いたようです笑。他の男子達はどう動くのか…そろそろラストに向けて更新頑張らせて頂きます。 (2015年9月23日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
アクビ(プロフ) - みぃさんこんばんわ!更新ありがとうございます。みっくんがエロ可愛くて思わずコメントしてしまいました(=^ェ^=)藤澤さんは基本的にツンだけど、ふたりがラブラブで嬉しいです(笑)しかし他の男子たちの動きも気になる今日この頃です。 続きも楽しみにしています。 (2015年9月22日 20時) (レス) id: 955e42d8a3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、ありがとうございます。主人公は小説ならではの、モテ女子です笑。今後もお付き合い頂けると嬉しいです★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 由貴さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みぃ | 作成日時:2015年8月24日 19時