14 玉森side ページ15
あの日のマサトは本気だった。
キャバ嬢のサヤカちゃんのこと。
この前連れてかれたキャバクラ。
俺はあんまり行かないけど、シンヤはそういう店好きだからノリノリだった。
そしてマサトが恋しちゃったっていう、サヤカちゃん。
マサトが彼女と別れて、憂さ晴らしに職場の人と行ったキャバクラで会ったのがキッカケだったらしい。
サヤカちゃんは普段はOLさんやってるらしくて、数年前に店を辞めたけど、店に頼まれて今だけヘルプで働いてるとのことだった。
歳は俺らより二つ上だったかな？
でも童顔で可愛い感じだから、もっと下でもいけそうな気もした。
サヤカちゃんは結構人気があるのか、色んなテーブルを回っていたから、俺らのところにもそんなに長くは居なかった。
そして店を出て、シンヤと別れてマサトと一緒に帰ったとき。
｢サヤカちゃん、今月で店辞めるらしいんだ。
もともと半年間だけってことになってたらしい｣
｢そうなんだ。じゃー…店に来ても会えないじゃん｣
｢うん。だから辞めた後も会ってもらえないか話してみようと思って…｣
｢告白するってこと？｣
｢いや、まずは友達としてどうかって｣
｢ふーん…でもそういうのって難しそうじゃない？店辞めた後にお客さんと個人的にって…｣
｢分かんないけど、言うだけ言ってみる。
それでハッキリ断られたら…もう諦めるよ｣
ちょっと意外だったな。
マサトがあんなに積極的になるなんて初めて見たかも。
俺は応援しようと思った。
最初聞いたときは、正直、キャバ嬢に恋って…とか思ったけど。
今はマサトの真剣な気持ちを応援したい。
だからこそ、あの時ビックリした。
藤ヶ谷さんとAさんの友達…
サヤカちゃんにすげー似てた。
メイクとか髪型が違うから一瞬分かんなかったけど、顔見てたら思い出した。
たぶん同じ人だと思うんだけど…
だとしたら、スゲー偶然じゃない？
Aさんとか藤ヶ谷さんにもちょっと聞きづらいし…
キャバ嬢のこと内緒にしてるかもしんないし。
そんなことを考えていると、テーブルの上のスマホが鳴った。
見ると、マサトからLINEだった。
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泣き虫 - 北山君に抱き締められたいし、 男前だしイケメンだし、かっこいいし彼氏にしたいです。(^ .^)y-~~~ (2019年8月24日 8時) (携帯から) (
レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、いつもありがとうございます★主人公とみっくん、ようやく落ち着いたようです笑。他の男子達はどう動くのか…そろそろラストに向けて更新頑張らせて頂きます。 (2015年9月23日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
アクビ(プロフ) - みぃさんこんばんわ！更新ありがとうございます。みっくんがエロ可愛くて思わずコメントしてしまいました(=^ェ^=)藤澤さんは基本的にツンだけど、ふたりがラブラブで嬉しいです(笑)しかし他の男子たちの動きも気になる今日この頃です。 続きも楽しみにしています。 (2015年9月22日 20時) (レス) id: 955e42d8a3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、ありがとうございます。主人公は小説ならではの、モテ女子です笑。今後もお付き合い頂けると嬉しいです★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 由貴さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2015年8月24日 19時
