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東雲学園
世界中からのエリートが集まるエリート学園
首席候補者として名が上がる学生には夢システムと言われる特殊なシステムが与えられる・・・らしい
らしいというのは私がそのシステム等にまったく詳しくなく、関心もないためだ
「ふぁ・・・」
私、
首席候補者でもなくそこら辺にいる女子高生
今日も今日とて退屈な授業を受けて、お昼ご飯を食べて、午後の授業を受けて帰る
何も変わらないそんな一日
「きゃ〜柳くんよ!」
「柳くぅん!」
朝から聞こえるこの声も日常
その光景に目もくれず教室を目指す
「おはよう。目死んでるよ?」
いつの間にか隣にいたのは親友の
高校二年生にして弁護士資格を持つエリート女子高生である
深緑の髪が今日も美しい
「おはよう」
教室に着くまでに昨日見たテレビの話やSNSで話題の動画の話など他愛のない話をした
この時間が最高に楽しい
「ね、あれ柴咲くんじゃない?」
「きゃっほんとだぁ!時雨くんもいるよ!」
教室に入ると女子が数名窓の近くではしゃいでいた
窓から外を見ると赤いふわふわのくせっ毛が目にとまる
高校二年生にして医師免許をもち、何件もの難易度最高クラスの手術を成功させた天才
転びそうになる所をペアの白華時雨に助けて貰っていた
あ、またケガ増えてる
ほんと手術以外だとドジなのね
赤く燃えるリコリスのような髪色の彼
名を柴咲真也
私の幼なじみであり片想いの相手
ふとこちに目を向けて手を振った
隣の女共は黄色い歓声をあげる
私の胸はきゅっと締まり苦しかった
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作者名:雨四光 | 作成日時:2018年11月10日 0時