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キアト「Aは一人で何してたの?こんな時間に一人は危ないよ?」




A「実は少し夜の海を見ていたくて……
無理言ってここでハープを少し弾いていたんです


私海が初めてで、ここならとってもいい音が作れそうだと思って」




キアト「わかるわかる!俺も踊りの練習をするためによくここに来るんだ!


何だかこうして海を見てると、創作意欲が湧くっていうか……」




A「はい!」




すっかりキアトと意気投合してしまったA


最初は突然現れたキアトを不審に思ったが、実際はとても素敵な踊りを踊る青年だった



話しているうちに気が合うようになった二人は、近くにあった岩陰に座り込んで話に花を咲かせる




キアト「へぇーじゃあAは王都の方から来たんだね」




A「はい」




キアト「いいなあ、俺さ
実は王国中を魅力する踊り手になるのが夢でさ


でも俺の家結構厳しくて、王国の都会の方へは行っちゃいけない決まりなんだ……」




A「そうなんですね……」




キアト「でも俺は諦めないよ!
絶対にチャンスを作って、掴んでみせる!


そしたらさA!俺の踊りと妹の歌に合わせてハープを引いてくれないか!?」




A「えっ……」




突然そんなことを言われ、驚くA
今まで歌や踊りに合わせてハープを奏でたことが無い為、自信が無かったが


キアトの真剣な瞳に前向きに考えてしまう




キアト「俺Aの音楽がとても好きになったんだ
だからハープを弾いてほしい、ダメかな?」




両手を合わせてお願いされ、Aは微笑んで答える




A「もちろんです!」




キアト「じゃあ指切り!」



A「指切り?」




キアト「知らないの?
こうやって小指をお互い絡めあって



"ゆーびきーりげーんまーん、嘘ついたら針千本のーます、指切った"



って言うのさ
約束を守るおまじないみたいなものだね」




A「ゆびきりげんまん……」




キアト「ほらほら、Aも小指出して」




言われるがままキアトに小指を差し出す
二人の小指は絡み合い、キアトが都会に出た時Aがハープを引くという約束を作ったのだった

:→←第39章:海辺の演舞



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そるてぃー(プロフ) - ひかるんさん» コメントありがとうございます!そうですね、夢主ちゃんがまた戦っている所私も書いてみたくなりました(*´ω`*)オリジナルか原作かどちらか分かりませんが、入れてみたいと思います! (2019年1月22日 17時) (レス) id: 4c470b8b97 (このIDを非表示/違反報告)
ひかるん(プロフ) - また夢主が魔法で戦ってるところ見たいです! (2019年1月22日 10時) (レス) id: 1d8d6a9a43 (このIDを非表示/違反報告)
そるてぃー(プロフ) - 実花さん» ですよね!!もうユリウス様の「なんだか楽しいね」セリフにノックアウトですよ!普段肌を出さない人の肌出しは心臓に悪いです(笑) (2019年1月16日 13時) (レス) id: 4c470b8b97 (このIDを非表示/違反報告)
実花 - プチッとクローバー、私も見ましたよ〜!魔法帝も脱ぐとは思わなかったのでびっくりしました!けっこうエロかったですね〜(笑) (2019年1月16日 8時) (レス) id: fc20ff55d9 (このIDを非表示/違反報告)
そるてぃー(プロフ) - 泡雪凜さん» あけましておめでとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(*´ω`*)私もランギルスとフィンラルは好きで、今後のロイヤルナイツ選抜試験をアニメでやるのを楽しみにしてます!更新頑張りますね! (2019年1月3日 23時) (レス) id: 4c470b8b97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そるてぃー | 作成日時:2018年11月4日 16時

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