魔法帝の娘 ７ 【ブラッククローバー】

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その後クローバー王国の魔法騎士団たちの力で
無事キテンの防衛に成功し、ダイヤモンド王国の奇襲を阻止した


魔法騎士団団長たちと同等の力を持つとされる八輝将を相手に、新人のユノは傷一つ着けることなく勝利

ウィリアムの世界樹魔法の力でほぼ大半の敵を一網打尽にし、圧勝と呼べる結果だった



その裏で、街の人々を安全な場所へと誘導したアスタ、チャーミー、フィンラルの力もあり
人的災害も最小限で済んだようだ



ﾕﾘｳｽ｢よかった、無事にキテンを守りきれたようだね
後でウィリアムたちが報告に来ると思うから、Aが案内してくれるかい？｣



A｢もちろんです！｣




ランギルスもいるのだから、きっと空間魔法で王宮の正門に来るはずだ
ウィリアムを御出迎えに行こうと王宮の廊下を一人歩いていた時、目の前に見知った人物が



A｢ユノさん！｣



ユノ｢A！！｣




駆け寄ってAを思いっきり抱き締めるユノ
あまりに強い力で身動きが全く取れなかったが、苦しくは無かった


すりすりと猫のように擦り寄られ、くすぐったさにAは身じろぐ




A｢ユノさんっ、くすぐったい……｣



ユノ｢会いたかった｣




まさかもう来ていたとは思わず驚くが、変わりないユノの姿にAは安心する



A｢私もです、ユノさんその服似合ってますよ｣



金色の夜明け団の精鋭として組み込まれたユノは、専用の制服に身を包んでいた


いつも着ているシンプルな服も似合っているが、この制服もとても似合っている


Aに褒められ、ユノはふわりと微笑んで言った



ユノ｢ありがとう｣



ﾗﾝｷﾞ｢ちょっと、何やってんのさ新人｣



ユノと話している途中、背後から不機嫌そうだが聞いたことがある声

はっと上を見上げると、そこに居たのはランギルスだった

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