検索窓
今日:15 hit、昨日:5 hit、合計:231,997 hit

ページ20

マルクス「いいですかユリウス様
Aとユリウス様は距離が近いです」




ユリウス「そうかな?
そう思う?A」




A「いいえ……私は普通の親子の距離というものがわからないので……」




これが近いとか近くないだとか、そんなことはAにはわかっていない


Aはただ、大好きな父ユリウスと好きな距離に居るだけだ




マルクス「ハッキリ言います、お二人の距離は近いです
近すぎます


お二人はどちらかと言うと恋人やそっちに近いです」




A「こ!恋人!?」




恋人という言葉に反応して頬を染めるA
まさかそんな距離になっていたとは思わず、今更恥ずかしくなってくる




ユリウス「ええー別によくない?
親子の距離感なんて人それぞれだし


マルクスくん、Aと親身になれって言ったと思ったら今度は近すぎるって……
矛盾してない?」




ド正論を言われ、言葉に詰まるマルクス
確かに前までのユリウスの様子を見れば親身になれと言った


それが今度は近いと言うのは勝手だとマルクスも思う



だがそう言ってしまうほど二人の距離は近いのだ


このまま放っておけばいつしか親子の関係が崩れそうでマルクスは怖い




マルクス「確かにそうですけど……
本当に、目に余るほど距離が近いんです」



A「じゃあ私、お父様と一緒にいちゃいけないんですか……?」



マルクス「いやいやいやいや!そうではないんですけど!!」




じわりと目元を潤ませて言うAに慌ててマルクスは否定する


そうだ、Aは愛情を知らない
だからこそ愛されなかった分ユリウスが注いでいるのだ



なら二人は今このままでいいのだ


そうマルクスは自問自答をした




マルクス「すみません、変なことを言ってしまいましたね……


気にしないでください
Aはユリウス様にたくさん甘えていいんですからね」




パッと表情を明るくするA


マルクスもこのことについては金輪際Aの前で話さないことを誓ったのだった

:→←第40章:あいしあいされ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (161 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
583人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

そるてぃー(プロフ) - ひかるんさん» コメントありがとうございます!そうですね、夢主ちゃんがまた戦っている所私も書いてみたくなりました(*´ω`*)オリジナルか原作かどちらか分かりませんが、入れてみたいと思います! (2019年1月22日 17時) (レス) id: 4c470b8b97 (このIDを非表示/違反報告)
ひかるん(プロフ) - また夢主が魔法で戦ってるところ見たいです! (2019年1月22日 10時) (レス) id: 1d8d6a9a43 (このIDを非表示/違反報告)
そるてぃー(プロフ) - 実花さん» ですよね!!もうユリウス様の「なんだか楽しいね」セリフにノックアウトですよ!普段肌を出さない人の肌出しは心臓に悪いです(笑) (2019年1月16日 13時) (レス) id: 4c470b8b97 (このIDを非表示/違反報告)
実花 - プチッとクローバー、私も見ましたよ〜!魔法帝も脱ぐとは思わなかったのでびっくりしました!けっこうエロかったですね〜(笑) (2019年1月16日 8時) (レス) id: fc20ff55d9 (このIDを非表示/違反報告)
そるてぃー(プロフ) - 泡雪凜さん» あけましておめでとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(*´ω`*)私もランギルスとフィンラルは好きで、今後のロイヤルナイツ選抜試験をアニメでやるのを楽しみにしてます!更新頑張りますね! (2019年1月3日 23時) (レス) id: 4c470b8b97 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そるてぃー | 作成日時:2018年11月4日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。