魔法帝の娘 ７ 【ブラッククローバー】

番外編：魔法学校見学 ページ11

王都にある王宮
その城は恵外界からでも見えるほど大きい
この国で一番の建築物である



この次に大きい建築物は金色の夜明け団のアジト


……と言いたいところだが違う
この国で2番目に大きいのは、未来の魔法騎士団など有能な魔道士を育てる魔法学校なのである



王貴界にある魔法学校は8年生となり、6歳から14歳までの子供たちが魔法について学んでいる


15歳になると同時に卒業し、魔導書(グリモワール)の授与、そして魔法騎士団への入団試験を行うのが主な流れだ



Aも魔法に強く興味を持つようになった
そこでユリウスはAに魔法学校への話を持ちかけたのだ



ﾕﾘｳｽ｢魔法騎士団に入るにしても入らないにしても、学校は行ってみた方がいいと思うよ？｣




A｢でも急に入学だなんて……｣




ﾕﾘｳｽ｢じゃあ学校の見学をしてみるかい？
雰囲気とか見てみれば、また考えが変わるかもしれないし｣




と、話は進み
Aは国立クローバー魔法学校へ見学に来た




｢初めまして、ようこそクローバー魔法学校へ
私はレナータ・フレグランス、2年生の担任をしているわ


もし貴方が入学したら、私が先生になるわね｣



A｢A・ノヴァクロノです、今日はよろしくお願いします｣



ぺこりとお辞儀するAを、レナータはにこりと笑って見ていた


桃色のロングヘアに若々しい女性で、どこか良い香りが漂っている




ﾚﾅｰﾀ｢魔法帝の娘さんが来るなんて感激よ！
さっそく学校内を案内するわね！｣



A｢は、はい！｣




意外とパワフルなレナータに、Aは元気良く返事をした




A｢(なんか、王族の子供たちが通うって聞いたからもっと怖い人が先生かと思ったけど……
意外と気さくで優しい人だ)｣




ﾚﾅｰﾀに案内され、Aはさっそく校内を歩き出した

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