４４．怪我 ページ46
健室にいるリカバリーガールの元へ出久を連れてきたA
彼女のおかげで出久の指はすっかり治ってしまった
A｢ありがとうございます、リカバリーガール｣
リ｢いいんだよ、これが私の仕事だからねぇ｣
A｢緑谷くん、大丈夫？｣
緑谷｢はい、けどなんかどっと疲れが……｣
リ｢私の 個性は人の治癒力を活性化させるだけ、治癒ってのは体力がいるんだよ
大きな怪我が続くと体力消耗しすぎて逆に死ぬから気をつけな｣
緑谷｢逆に死ぬ！？｣
リカバリーガールからお灸をすえられて、緑谷は包帯に巻かれた自分の指先を見つめた
さすがに傷を何のデメリットも無く直せることは無く、それ相応の対価に出久は身を引き締めたのだった
A｢じゃあ緑谷くん、教室に戻りましょう｣
緑谷｢あっ、はい｣
出久の傷も治してもらい、教室へ戻ろうと立ち上がった時
リカバリーガールが口を開いた
リ｢待ちなさい、ダイヤモンドには話があるから
残ってもらっていいかい？｣
A｢…………わかりました、緑谷くん悪いけど先に教室に戻ってもらっていい？｣
緑谷｢えっと、わかりました……｣
リカバリーガールとAの穏やかでない雰囲気に、居てはいけないと思った出久は一人保健室を後にした
二人だけになり、静まる保健室
リカバリーガールはAをイスに座らせると、重い口を開いた
リ｢体の方は大丈夫かい？｣
A｢はい、月に１度は病院に行ってますので……
今のところ、生活に困ることはないです｣
リ｢けどねぇ……アンタが負った傷は相当大きいんだよ、無理はしないこと｣
A｢大丈夫ですよ、私が敵(ヴィラン)と戦うことなんてもう無いと思いますし……
ご心配ありがとうございます｣
にこりと笑うAだったが、その笑顔はどこか力が無かった
大丈夫、今この世代にはたくさんの頼れるヒーローがいる
そう信じていたAは、自分が敵(ヴィラン)と戦うことなど微塵も考えていなかった
けれどもし、本当にもしもの話
大切な家族や生徒、一般市民が危険な目に遭っていたら
Aは真っ先に身を投げ打ってでも守ってしまうだろう
そのもしもの話が数ヶ月もしないうちに現実に起こるなど、誰も知る由もなかった
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かさ - エンデヴァー点扱いてwww流石に吹いたwとっても面白いです!!! (12月19日 17時) (
レス) @page13 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
わいん！ - エンデヴァーをかわいいと思ってしまったwwwww (2022年3月19日 18時) (レス) @page4 id: 9318a45753 (このIDを非表示/違反報告)
魅魅(プロフ) - エーーーー www ちょとーーーー www面白いwww (2018年5月7日 18時) (レス) id: c4a205ba81 (このIDを非表示/違反報告)
谺(こだま) - なにこれおもろいWW更新頑張ってくださいwwwwwww (2017年10月28日 8時) (レス) id: cb3a1973eb (このIDを非表示/違反報告)
天照月夜(プロフ) - ここのエンデヴァー凄くいいです！更新頑張ってください！ (2017年8月5日 0時) (レス) id: d4fab0f3f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そるてぃー
| 作成日時：2017年3月11日 11時
