白鳥沢の貴公子 【男主】

episode２１ ページ31

金田一｢ならA、俺とも交換してくれよ｣



A｢うん、いいよ｣



黄金川｢俺もおねしゃーす！！｣



A｢おう
あれ？貫至ガラケー？｣



黄金川｢そう！だからメルアドで頼む！｣




由良｢あの……俺もいいですか！？｣



黒石｢俺も｣



こうして多くのメンバーたちと連絡先を交換した
かなり友達増えたな……




月島｢…………｣



日向｢月島もAと連絡先交換したいならすればいいのに｣



月島｢はぁ！？誰がいつ貴公子と連絡先交換したいって言ったの！？｣



日向｢(なんでこんなに怒ってるんだ？)だって顔にそう書いてあるし｣



月島｢それは君もなんじゃないの？｣




日向｢俺は春高前からAと連絡先は交換したし｣



月島｢……(なんでこいつはこんなに知り合いを作るのが早いんだ)｣



A｢蛍！連絡先交換してくれないか？｣



月島｢……｣



日向｢ほらほら！せっかくAが交換してくれるって言うんだから、ありがたく交換しろよ｣




月島｢何様のつもりなの？｣




日向｢下痢ツボやめえ！！｣




なんの話をしていたのか翔陽の頭部をぐりぐりと指で押し付ける蛍



月島｢交換するから、ほらQRコード見せて｣



日向｢月島くんは何様のつもりですかー？｣



蛍が睨みを効かせると、煽っていた翔陽は途端に大人しくなった



スマホをいじる蛍にLINEのQRコードを見せると、友達登録が完了する



A｢ありがとな、蛍｣



月島｢別に、お礼言うほどのことじゃないでしょ｣



日向｢月島は素直じゃないんです、そんな月島を受け止めてやってください｣



月島｢日向｣



日向｢すみませんでした｣



翔陽と蛍のコントのようなやり取りを見て、俺はくすりと思わず笑を零したのだった

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