タランザとセクトニア（２） ページ2
しばらくしたとき、城にあるものが入ってきた。
どこかから来た鏡らしいが、貴重なのだろうか？
そしてその鏡がこの城に来てから、女王様はおかしくなってしまった。
「セクトニア様っ！またお花畑にいきま・・・しょう？」
私が女王の間に行くと、鏡をじっとみつめた女王様が立っていた。
「・・・女王・・・様？」
私は様子のおかしい女王様の近くに行ってみる。
「うるさいっ！あっちへいっていろ・・・無礼者っ！」
そういうとセクトニア様は私を杖で殴る。
「・・・っ！？セ・・・クトニア・・・様？」
「あぁ、この鏡にうつる私はなんと美しいのだろう」
地面に叩きつけられる私を気にもせず、女王様は鏡を見てそう呟く。
私は背筋が凍るのを感じた。
明らかに今の女王はおかしい。いつもと人格が違う。
まるで鏡に取り付かれているみたいだ。
「セクトニア様、いきま・・・しょうよ？お花畑」
私は前作った冠を女王様に見せる。
すると、女王様は冷たい目で私を見下ろす。
「なんだその汚らしいものは、そんなもの早く捨ててしまえ」
私は女王様の言葉に固まる。
「え・・・？」
「聞こえなかったか？その汚物を早くどこかへやってしまえ。私は醜いものが大嫌いなのだ」
冗談かと思ったが女王様の冷たい瞳に全てを悟る。
この方はもう前のセクトニア様ではない。
それでも、セクトニア様だということには変わりがない。
なら、女王様の一番喜ぶことを・・・。
「・・・はい、麗しの・・・セクトニア女王様、仰せの・・・ままに」
私は冠のつなぎ目を千切り、外へ投げ捨てる。
「よくやった、さぁ、自室へ戻れ」
そういうと女王様はまた鏡に向きなおす。
「勿体なき・・・お言葉」
私はゆっくり自室へ戻る。
タランザとセクトニア （ラスト）→←タランザとセクトニア tarannza視点
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トウキビ - メタ「ついに私もリストラか…」 HAL「ロボプラでメタさん重要キャラですよ」 メタ「まじで？」 (2017年8月26日 12時) (
レス) id: 897976709d (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 - 小説面白かったです(*^_^*) メタナイトは、ある条件を満たすと観れるムービーにちらっと出ていますよ！ (2015年5月6日 17時) (レス) id: b8ec7b72c2 (このIDを非表示/違反報告)
ホノカ - かしす様⇒ですよねぇ・・・そのくせダメタはちゃっかりと・・・ｗ (2014年2月4日 18時) (レス) id: dba1306bb9 (このIDを非表示/違反報告)
かしす - うん…出番なかったね。ファンの私としては残念… (2014年2月2日 19時) (レス) id: 37332b5851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カホ | 作成日時：2014年1月29日 22時
