隣のクラスの君の隣。（yellow） (ページ30)

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安「Aちゃん、前行こ！」

もうすぐ始まる7組と2組の試合は

やっぱり、

イケメンが4人も集まるということで

人だかりが出来ていて。

その中をグイグイと遠慮なく進む

これまたイケメン3人が

私を引っ張ってくれる。

、、、私、誰かに殺されたりしないよね。

なんて、思いながらも

前に行くと、

貴「あ、、、いた。」

錦戸くんと大倉くん、

そして村上くんと横山くんが

それぞれのコートの先頭に立ってる。

貴「やっぱり、みんな強いの？」

安「うーん、、、」

渋「大倉は弱いやろ。」

丸「え？でも大倉は足狙うから強ない？」

まぁ、見てたらわかるわ。

なんて、喋ってると

私たちに気がついた4人。

当然、みんなで手を振るんだけど、、

貴「え？」

そのまま歩いてくる錦戸くん。

試合、始まるんじゃ、、、

錦「来てくれたん？」

貴「あ、うん。頑張ってね！」

錦「、、、あのさ。」

間も無く試合が始まるというのに

なかなかコートに戻らない。

戻った方がいいよ？

って言おうと口を開きかけた時。

錦「、、、もし勝ったら、、」

そこからなかなか言葉が繋がらない。

ゴクリと息を飲む。

「、、、下の名前で呼んで？」

貴「、、、、うん。」

じゃ、ってちっさく手を上げて

コートに戻る錦戸くん。

私の隣にいる3人が

なぜだか苦笑いしていた。