声は大きく 人の話は聞かず【梵天】

ある日の朝のオフィス ページ4

二日酔いのさなか


私は今日もオフィス出勤なので

きっかり 起床する



今日は書類整理なので

さっさと仕事を終わらして


ちょっとパーっと 缶ビール、、



てか昨日も酒飲んだわ




なんて考えながら オフィスへの階段を上る



「おはよーございまーす」

ノックをして扉を開けると



いつもの通り

ソファで誰も座れるスペースがないくらい大きく寝てる三途
に蹴りを入れて



三途『うげっ

、、おいてめえ ふざけんなよ！！』


ギャアギャア 言ってる三途は置いといて

「朝帰りならさっさと部屋に帰って寝なよ？

しぬぞ ヤクばっかキメてると」



そうズバッと三途のほうを見もせず言い放つと



三途『晩年仕事中 のお前に言われたくねぇ

つーか 俺の心配してくれたのかァ？ 優しーなあ？

なあ A❤』

は？

やっぱヤクキメてやがった このピンク

そこら辺にあった ココのお札を

鷲掴みにして 三途に投げつけておいた


そのほかは


朝帰りなのか 多少イライラしながら
窓際でタバコを吸う蘭


竜胆と望月さんと鶴蝶は始末の仕事



相変わらずお金についての電話や取り立ての
指揮を執っているココ


あとは いつもオフィスに来ない






私が自分のデスクに 座ると

仕事に蹴りをつけ

ココが ブラックコーヒーを持ってきてくれた


九井『これ好きなんだろ』



心なしか いつもよりも動作がスムーズである

金とられる？ まさかの喫茶店

練習してくれてたんだね(何の練習)

ありがとよ 金に取りつかれしものよ



「ありがとね〜
これ無いとマジですぐに寝ちゃうから」



私がオフィスに来たこと

自体が久しぶりだったので

ココの朝のブラックコーヒーを飲むのも

久しぶりだ。


九井『いつかブラックコーヒー飲みたい
って言ってたからな

サービスだから 金はとんねえよ(笑)』

と言いながら 片目をつぶって見せる



おお スキンシップ

そしては？ エスパー？

九井『気難しい顔してるから』


まずい顔に出ていた

「それは命とりじゃない？ 反社にとって」

そういうとココは

ちょっと特徴的な 釣り目を

柔らかくして


ココ『大丈夫だ。 俺にはわかるだけだから

普通の初対面じゃわからねえよ』





といったあと

自分がどんだけ 恥ずかしいことを言ったのか


後で気付いたらしく

そのまま 無言で戻っていったが

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