空白を埋めて【灰谷兄弟】

パズルピースが二つ ページ3

蘭side

くそ爺は逮捕された



俺らはとうとうじこくから解放された。


リンドーと一緒ならどこへでも行ける


蘭『どこ行こうか 竜胆 これから』

竜胆『にいちゃんと一緒なら』

だよな 竜胆





そんな時 あの兄弟が 俺らに話しかけてきた




青空『やあ 俺の名前は木村 青空だ こっちは妹のA

君たちの名前は？』



蘭「…」

青空『困ったなあ あはは』



頭をかきながら 俺たちに話しかけてくるこいつら兄弟は

悪い奴には見えなかった



蘭「…


はいたに らん こっちは弟のりんどー」




青空『！

うん。いい名前だ 蘭に竜胆ね




蘭、竜胆
早速だけど

俺らと一緒に住まないか？』


いきなり
何を言っているんだ

今日会ったばかりなのに。



A『はあ 兄さん 唐突すぎ

そんなン聞いたら 誘拐にしか聞こえないでしょうが』


まったくしゃべらなかった妹が口をきいた


青空『いやあ ごめんな 俺昔から口下手でさ

妹に全部語彙力持っていかれたんだよね』



A『んなわけないでしょ あんたがバカなだけよ



実はね 私たちも孤児だったの

私たちも親から暴力を受けてた

だから 放っておけなくて。 さっきはごめんね



私たちも施設に入ったの でもね

施設も 差ほど前の暮らしとは変わらなかったわ』




青空『そう んで丁度俺が施設から出て暮らしていける年になった

だからこの六本木にある新居に向かう途中だったわけだ

ここで会ったのも何かの縁だしな どうだ？』



もしこいつらが悪い人だったとしても

竜胆と一緒なら。 前よりはましなはずだ



俺はうなずいた



青空『よしっ 決まりだな


施設に話は、、


通さなくて大丈夫か あいつらは入ってない奴らのことなんか
気にしている余裕はないもんな


んじゃ 改めてよろしくな

蘭、竜胆』



A「よろしくねー」


なりゆきで俺らのことを助けてくれた兄弟のもとに

俺らは行くことになった







蘭『大丈夫だ竜胆 蘭ちゃんに任せとけ

うまくいくから きっと』


竜胆『うん にいちゃん』

やっぱ俺の弟

ちょー可愛い

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