心の中は明るく 顔は暗く【梵天】

二時間並んだ三途 ページ44

いかにも 反社の本領発揮と

いった様子で



ドスが利いた声で

脅してくる。

もし納得させることが

出来なかったのなら


千冬くんにも

スマイリーにもアングリーにも

迷惑がかかるだろう


それだけは避けなくては




『嫉妬？

、、残念だけど 恋人じゃないよ


中学の後輩 たまたま会っただけ』


へらへらっとした様子を演じる

内心焦りまくっている


『まあ もう会わないよ』



そういった瞬間


周りの雰囲気が変わった


蘭「そ−だよなぁ？ 流石

堅物ちゃん」


なんだ

っといった様子で 出ていく幹部ども


だが

首領だけは動かない


万「、、次あったら

分かってんだろうな


、、お前は あいつらも巻き込みたいのか」


すごく怒ってる

何に対してか 心当たりしかないが


『不可抗力だったと

言い訳する気はないわ

完全に私の落ち度。



、、、ごめんなさい』



万「、、分かればいい


タイ焼き やるよ」


差し出される 小ぶりのたい焼き


昔と変わらずおいしかった



ーーーー

三途「はあ？ なんでお前が

マイキーのたい焼き食ってんだよ！？


、、今日新作発表で 二時間も並んだんだぞ！？」


うるせえ うるせえヤクピンク

『あんたも ほしいの〜？ あげよーか』


三途「いらねぇよ！！」


万「黙れ 三途」


三途「うっす」


忠犬か お前は

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