心の中は明るく 顔は暗く【梵天】

優しいと思ったら、、！ ページ29

Aside

「え こんなに 悪いです」

今私は

鶴蝶さんが選んだ服を次々に

着ている


鶴蝶『せっかくの休みなんだ

付き合わせるからな』


服を物色しながら

傷のある男は言う


優男すぎかよ


鶴蝶『お前 スーツしかきねえじゃん

たまに着たと思ったら ココの好みだし』


まあ

私の服の大半は ココから贈られる服か

マイキーから贈られる服か

その二択だからな


鶴『それに 今日も バイクスーツだしな

すこしは女らしい恰好 しとけ』

にかｯと笑った鶴蝶さんと
目を会わせるのが気恥ずかしくて

斜めに視線を泳がせる


それに気づいてか

気付いていないのか


また服を選び出す



鶴『今日は仕事じゃないし

私服でも良いだろ。



じゃ、今日は俺の好みで』


渡された服は 落ち着いた色の

ワンピースだった


ちょっといつもとは違う服に

心が踊るのは女の性



鶴『以外と 女だな お前も』



、、、三途と同じこと言うなよ



おい お前ら

私がいつから

女じゃないと錯覚していた！？

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