心の中は明るく 顔は暗く【梵天】

着飾って　踊って　足踏んで　転んで ページ15

Aside

ココからもらった包みを開けると

そこに入っていたのは

赤色のドレスだった

ドレスと言っても 裾が長いようなドレスではなくて

どちらかというとワンピースに近いような感じだ

体のラインがまあまあくっきり出るが

あまり丈が長くないので 動きやすいだろう


それに似合うような化粧をして

アクセサリー、そしてハイヒール

太ももに銃を括り付け

首から毒薬のネックレスをかける




A「いくか」



扉を出て 地下駐車場まで向かう





…
地下駐車場に着くと

数人の男がリムジンの前で 話していた

A「お待たせしました。」



一斉に男たちがこちらを向く

三途はいつものバーテンダーみたいな格好しているし
ココはチャイナ服

首領と竜胆はスーツを着ているが くたくただ

相当つらい仕事をしてきたんだろう



A「首領、竜胆 仕事お疲れ様です。」

万『あぁ』


竜胆『ありがとう


服、似合ってる そっちもがんばれよ』



優しくなったな 竜胆が私に対して


そんな個性が強いメンツの中で
ぴっちりスーツを決め、裏がありそうな笑みを浮かべる男が一人

今回のパートナー 灰谷蘭である




蘭『馬子にも衣裳だなぁ』

にこにこしたまま毎回かなり心に刺さることを言ってくる


まあそうでしょうけれども


A「その言葉そっくりそのままお返ししますがね


じゃあ
行きましょうか」


そのまま私と灰谷蘭はリムジンに乗り込んだ


私の席の隣に 灰谷蘭がドカッと腰を下ろす

まだかなり席空いてんのになぜわざわざ隣に座ってきた



蘭『蘭ちゃんと頑張ろうなぁ A〜♡』


はあ
上手くいくといいけれど

小瓶越しに→←死にたがり同盟

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す