咲いた花は・・【男主】

15夜 ページ18

惠斗side

帰りたい

この学校は授業が7時間ある

だから中学生や他の高校生が下校してるとき

まだ俺たちは授業をし無ければならない

ヴーンヴーン

授業中ケータイがなった

さすがに出ることはできずなりやむのをまった

1分ほど立つとなり終わったが

また なり始めた

先生に見つからないように隠してケータイを見ると

“涼夏ちゃん"

何かあった時にと電話番号を教えた

電話がかかってきたと言うことは

先輩になにかあった...?

ガラガラ

授業中にもかかわらず扉が開いた

みんなの視線がドアの方に集まる

そこにわ

息を切らし真っ青な顔をした水樹さんがいた

水｢おい 病院に行くぞ｣

俺の腕を強引につかみ 教室から出た

後ろから先生の声が聞こえた

惠｢やっぱなんかあったんですか｣

俺は走りな がら水樹さんにきいた

水｢...あいつが 自分で 心臓を刺したらしい｣

惠｢え...｣

水｢相当やばいらしい さっき涼夏ちゃんから電話あっただろ
俺のところにもかかっきて 俺らクラスは教科の先生いないから課題だったんだ
だから 電話に出たら 涼夏ちゃんが 泣きながら『お兄ちゃんが自 殺しようとした』っていわれて...｣

さっきの電話はそれを伝えるためか…

電話に出れなかったことが悔しかった

俺たちはその後無言で走り続けた

ようやく病院につくと

涼夏ちゃんが両親に泣きながら｢ごめんなさい｣といい続けた

2人とも｢涼夏は悪くない｣と涼夏ちゃんをなだめていたが

ずっと泣きながらごめんなさいといい続けていた

水｢あの...Aは…｣

水樹さんが恐る恐る聞いた

母｢あら…2人とも来てくれたのね 今あの子は手術中よ...
とても危ない状態なんですって...｣

優しくそう言ってくれた

泣いてはいないが声は震えて涙声ではあった

涼夏ちゃんは俺達に気づき俺達に近づいてきた

涼｢ごめんなさい ごめんなさい 私がお兄ちゃんにあったからこんなことに…!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…｣

泣きながら狂ったようにごめんなさいといい続けていた

こうなった事を聞く勇気はなかった

ただ一つわかるのは涼夏ちゃんは悪くない

それだけははっきりと分かった

しばらくして

手術中と書かれたランプが消えた

医者とともに出てきた先輩は

もう起きないじゃないかと思うくらい

ボロボロだった

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