第83話 ページ34
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最後のメンバーはレオくん。いつも笑顔で包み込んでくれて、自分のことよりかは誰かのことが軸としてあったレオくんは、日高さんからの言葉に泣いていて、
日高さんはショウタくん、ランくん、レイちゃんへ言葉を言っていった。
最後はこの場にいる全員に向けて。
日高「改めていうけれど僕は、もう1回【To the first】をやってるみんなが見たいし、何なら一緒に踊りたいし。
それに死ぬまでのどこかのタイミングでTHE FIRSTという現象を作れて良かったと思うタイミングが来たら
それは最高の人生なんじゃないかと思うので。それまでが各々の形で各々のスタイルで磨き続けていきましょう。俺もそのつもりだから。
まだまだバリバリで現役アーティストのつもりだし…一緒に頑張りましょ」
ちょうど真ん中でみんなの顔を見渡せる位置に立ち、そう話す。
日高「…最後、円陣する?なんかTHE FIRSTっぽいよねその方が。みんなで17人で」
そう言い、皆で真ん中に集まっていく
レオ「みんなで音楽やろ」
日高さんが輪に入る。
日高「OK?いい?人生は白か黒かでもないし、0か100かでもないし、右か左かでもないから。いろんな生き方があると思うけど。
右にいったら左に行っちゃいけないこともないしら。色々な形で音楽と関わって全員で幸せになるということを
俺は諦めてないのでみんなで行けるところまでいきましょう。それぞれの形でそれぞれの道で。まっすぐ行っていたら、何回でもまた巡り会えると思うので
出来るならば音楽を心の傍らに、願わくばTHE FIRSTがあったことを心の傍らに」
『はいっ』
日高「この瞬間があったことをこの現象があったことを俺は心から誇りに思います。全員に愛と感謝とリスペクトを込めて。いくぜ」
「「はい!」」
日高「THE!」
「『FIRST!!』」
この瞬間を、あの合宿を私は一生忘れない。
仲間の大切さ、ダンスへ懸ける思い。すべてを胸に刻んで、これからも全力で踊る。
私達BE:FIRSTはまだ始まったばかりだから_
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作者名:蓮井さん | 作成日時:2022年1月15日 19時