私、BE:FIRSTのメンバーになりました２ (ページ28)

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第77話　クリエイティブ審査NEO ページ28

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　迎えた最終審査。

　メイクが終わるとすぐに皆で最後の振り確認をしついにステージへ上がる。

　日高さんがステージへ立ち、ついに始まる

　日高「BMSG Audition 2021 The First. 1年目の会社。

　何となくでやって来たつもりはないです。

　確実に日本の音楽業界に絶対に必要な一歩であることを、日本に溢れる才能に必要な一歩であることを常に感じながら進んで参りました。

　最終審査は二つ。クリエイティブ審査NEOとプレデビュー曲【Shining one】をここまでくぐり抜けた11人にやっていただきます」

　日高「そして今回この瞬間を一緒に過ごしたい仲間がいるので呼ばせていただきました」

　え？と思い、右を見ると合宿を一緒に過ごした5人。

　タイキとルイ、そしてテンくんの姿を確認していると、タイキがお久しぶりです！と笑顔で言ったり

　ルイがコメント中に泣き出してしまい、一同総ツッコミしたりもした。やっぱり悔しさもあったのかもしれない。

　そんな場面は終わり最初はクリエイティブ審査NEOから。

　もう私たちの番。緊張して怖くなって足が止まってしまう…あれだけ練習したしあんなに最高な曲が出来たから大丈夫絶対に…

　そんな私を見てか、シュントとリュウヘイが後ろから肩をポンポンと叩いてくれた。

　シュント「A大丈夫だよ」

　リュウヘイ「そうですよ。僕らなら何だって出来ます」

　『…そうだよね。ありがと』

　シュント「二人とも…音楽は？」

　私の相談の後、3人で決めたこの3人しか分からない合言葉を聞く。

　リュウヘイと顔を見合わせて、笑う。

　『「…楽しめたら勝ち！」』

　もう、大丈夫。掌を握り、寸分の揺るがない決意を胸に日高さんが待つステージへと向かった

　日高「よろしくお願いします」

　「『お願いします』」

　リュウヘイ「96BLACKと言います」

　このチーム名、由来があるとか言う訳じゃなく、その場のノリのようなものでリュウヘイが作ったこれに決まった。

　その後リュウヘイが名前の説明とみどころ、そしてシュントが曲の説明を話す。

　日高「Aは意気込みとかある？」

　『仲間と作り上げた最高の音楽をここにいる誰よりも楽しんでぶちかましたいと思います』

　日高さんが笑ったところでシュントとリュウヘイと目を合わせハグをした。

　これから始まる＿＿

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