私、BE:FIRSTのメンバーになりました２ (ページ16)

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第65話　最終合宿ページ16

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　嫌だ嫌だと思っても最終合宿へ戻る日は近づいて、ついに今はバスに乗っている

　分かった途端目の前が真っ暗になったようにわけわかんなくなってしまった

　そんな様子の私を、久しぶりに会ってテンションが高めの皆はそっとしておいてくれてる

　どうにかして、直して…いやこんなの直すもんじゃない。そんなこと分かってるんだけど…

　少なくとも前までの合宿では問題を隠せてた。けど今は？…ちゃんと一人で解決に導かないと。それこそ次落ちてしまう

　楽しまなくちゃいけないのに、何でだろう。いつから楽しくなかった？楽しいって言葉を言わなくなったときから

　レオ「Aどした？大丈夫？」

　『…レオくん』

　レオくんに話したら一緒に悩みを解決してくれ…でもここまで来たらライバルなのに。

　一人でも不安定な人がいれば安心する…いやいやそんなことレオくんは思わないでしょ。でも…

　『…ううん。大丈夫だよレオくん。また合宿楽しみだね』

　心にもないことを笑顔でいう。ちゃんと笑えてるだろうか私は。ごめんねレオくん

　「…そうだね！楽しみだよねー！そういやさー」

　眉毛がへの字になりながらも、バスのなかでの話を元気そうに話してくれる。

　部屋割りは今回シュントとは離れ、一人部屋になった。皆には人数が余ったからこうなった、と言われている

　シュント「一人部屋いいなー」

　『だからといって夜潜り込んでくんなよ？』

　シュント「うーんどうしようかな～」

　『そこは来ないって即答しないと笑』

　でも一人部屋でよかった。ちゃんと考えられる。まぁふすまを開ければ隣はショウタくんとレオくん。ふすまを勝手に開けなさそうな二人だ

　『ﾊｧ…ちゃんと、一人で、解決するんだよ私。誰の手も借りない。借りれない。でも課題はちゃんと課題思考でやる。そうじゃないと落ちる…ﾌｩ…後はどう楽しむか』

　心に決めてから、日高さんが待つ部屋に行く。きっと課題と課題曲の発表だろう。

　日高「デビューする曲、プレデビュー曲【Shining one】を用意しました。まずはそれを聞いてください」

　～♪

　聞いてるうちに皆笑みを浮かべたり体が動き出したり。私も聞いてて視界が開けたように、前のように、すごい踊りたい、と思った。

　…けどこんな状態で私が踊っても良いものにはならない気がする。いやいやネガティブはダメだ、

　ちゃんと楽しんで踊るんだ私。

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