第39話 合宿擬似プロ審査 ページ39
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日高「残った君たち13人に対してこれから我々はプロとして扱います。
これから君たちには、プロが作った楽曲をプロが作ったコレオグラフでプロフェッショナルに歌いこなす、ということを行います」
しかも課題曲は正式に世にリリースされるらしい。課題曲は【Be free】と【Move on】という曲。
しかもこの審査時に落ちてしまう人数は一人、ということは負けた方から一人落ちてしまうということになるので、気をしっかり持ってやらないといけない
まずは面談をするらしい。どちらのチームがいいか、そしてどの部分を歌いたいかを決める。
そして私はこの前日高さんに言われた疑問がまだ分からなくてモヤモヤしていたので聞こうと考えてた
日高「おーA。じゃあそこ座って」
『はい。よろしくお願いします』
日高さんとは本当の"私"として話したのは一番最初の時だけで、きっとこの面談でも"俺"として話すんことになるのだろうと思った。
まぁそれを望んだのは私なので別にいいんだけれど。
日高「Aはどっちがいい?」
『…俺はさっき聞いてて、個人的にはMove onがいいです。たぶんその方が歌とかも無理しない程度の声で歌えると思うし…』
日高「…うーんじゃあ質問を変えよう。どっちの方が楽しそうだった?」
『楽し、そう…ですか?楽しさで選ぶならBe freeが楽しそうでした』
日高「それが分かってもなお、AはMove onをやりたい?」
質問の意図がわからず困惑する。
『?…はい。俺はMove onがやりたいです』
日高「…そっかわかった。じゃあMove onならどこの部分歌いたい?」
『そう、ですね。最初の部分は多分やらない方がいいと思うからその次の次のオレンジ色部分とか、かなって思ってます』
日高「まぁもしこっちを選ぶならそこが妥当か…おっけわかった!あ、何か質問ある?」
『この前いっていた疑問ってなんですか?』
日高「それは多分俺の口から言うにはまだ早いかな。出来るだけこの練習で、皆と過ごして自分で気づいて欲しい。
それがAにとっての課題だね。あとはもう本当にAは出来てるし、歌もダンスも全部目を見張るくらい上達して来ているから。それだけ」
『…分かりました。ありがとうございました』
自分で気づかないとダメだってことか…難しいな。頭を下げてから扉の方へと手を伸ばす。
日高「あ、A」
『はい?』
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蓮井さん(プロフ) - ぽぽぽさん» 間違っていて本当に申し訳ないです…そして教えてくださって本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いします (2022年2月2日 21時) (レス) id: 00bd9fb4d6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ - 細かいとは思うのですが…SKY-HIがSKY-HYになってるところあります。楽しませてもらってます。これからも頑張ってください (2022年2月2日 20時) (レス) @page2 id: 2afc9bf18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮井さん | 作成日時:2022年1月1日 5時