私、BE:FIRSTのメンバーになりました

第3話 ページ3

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　「えー、これ俺、日高光啓と言います。俺、君と一緒なら絶対世界取れると思ってる」





　何のオーディション？しかも何で私が？さっきのダンス見られてたってこと？




　聞きたいことが頭にたくさん浮かぶ。





　『え、あの何で、ですか？』





　「俺、さっきまで少し色々な不安があったんだけどでも君の躍り、歌を聞いたらそんなこと忘れるくらいの衝撃を君で受けたんだ。君には才能がある」




　『才能……』




　「あぁ。この日にここに来て欲しい。あ！あとこれ課題曲！この中から選んで踊って欲しい」




　今さっき書いていた日にちと場所、そして課題曲何曲かが書かれているメモを渡される。




　「俺と一緒に新しい世界を作ってほしい。よろしくお願いします」




　そう頭を下げて、笑顔で慌ただしく去っていってしまった。




　私のダンスを歌を誉めてくれた。それは嬉しい。けれど、世界？突然大きすぎることを言われて頭がパンクしそうだ。




　でも自分を変えたい。何より踊ること、歌うことが大好きだから。




　それにさっきの日高さんが言ったように、私のダンスで、不安が吹き飛んだと言ってくれた。





　『…っよし！決めた！やろう！やってやろうじゃん！』





　決めた。やるならやる。





　私のダンスで誰がを笑顔にするんだ！







　そう決心して、課題曲も全力で取り組んで、





　
　オーディション当日、






　『いや、オーディションがボーイズグループなんて聞いてません！私、女なのですが！？！』



　


　まさかのボーイズグループオーディションでした……






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