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『大抵俺かアサヒかジョンウかヒョンソギヒョン……』
じゃあこの中に好きな人がいるということ?いやそんなこといちいち考えて食べるような人ではない…と思う。けどなぜこんなにもモヤモヤするのだろう。
アサヒは大丈夫。ジェヒョギヒョンが許さないだろうし。ジョンウは…まっしーをもし狙っているなら渡さないし渡すわけない。いやまっしーは物なわけではないけど、俺の方が何年まっしーと過ごしてると思っているのか。
『あとの可能性はヒョンソギヒョンか〜…』
壁に頭をつけ天井を見上げヒョンソギヒョンの顔を思い浮かべる。あのヒョンは…顔を心底惚れてるような顔でまっしーを見るから要注意人物だとこの前思ったばかり。
『勝てっこない…か』
『何が?』
『うわっ!』
唐突に聞こえたその声はさっきまで寝てたまっしーで、なぜか機嫌が悪いように見えた。
『まっしー…起きたんだ。えっとおはよ?』
やばいやばい。どこから起きてた?そしてどこから聞こえてた…様々な嫌な可能性が頭の中を巡る。そんな俺を横目で見ながらあくびをして、俺の顔を見上げるまっしー。
『あのさ』
『うん』
『さっきのさ…』
『何が?』
そんな俺の返答が気に入らなかったのか、深くため息をつき横にいたまっしーが、いつのまにか前にいて俺の頬を両手で包み込み、顔ごと上へ向けられる。
そうするとまっしーと顔が近くなり、顔が赤くなるのが自分でもわかった。
『ちょまっしー近いやん…どしたの』
平静を保とうとも心臓はバクバクで、目を逸らそうともまっしーから目が離せなくなった。
『あのなぁ…俺がお前のことただの弟やと思っとるって思うんか?』
『え?』
『アサヒに言われた時は信じてんかったけど…』
なぜかため息をつかれ首を傾げるとより眉を顰められた。
『いい?俺は好きでもない人とご飯は食べないし、部屋にも行かん。こんなにもくっつくことやってない。』
『うん…?』
『俺はハルトが好きやで。もちろん恋愛的な意味でな』
『え』
『だからいつもご飯食べる時誘ったり今だってそやろ?結構言葉でも言っとったはずやけど分かられてなかったかー』
まっしーの言葉でそういえば…と考える。考えてみればまっしーの方を見ると大抵目があったし、好きという愛の言葉も言われてた気が。
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sakura(プロフ) - 最高です、、読みながらニヤニヤが止まらなかったです、、! (2022年10月25日 19時) (レス) @page6 id: afebd1bb00 (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 蓮井さんさん» わぁ、、!ありがとうございます、、!!最近、ハルト受けにハマってるんです、、、笑 特にマシホ、、笑 大人しく正座して待ってます!! (2022年10月7日 23時) (レス) id: afebd1bb00 (このIDを非表示/違反報告)
蓮井さん(プロフ) - sakuraさん» sakuraさま、マシホ×ハルト了解しました。ありがとうございます。次のお話で書こうと思います! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 535e166fda (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 蓮井さんさん» いえいえ、ずっと更新待ってたので嬉しくて、、笑、。リクエストなんですけど、、マシホ×ハルトってできるでしょうか??地雷だったらすみません、、(ó〜ò) (2022年10月5日 23時) (レス) id: afebd1bb00 (このIDを非表示/違反報告)
蓮井さん(プロフ) - sakuraさん» sakuraさま、感想ありがとうございます!胸に沁みます…リクエスト随時受け付けております! (2022年10月5日 22時) (レス) id: 535e166fda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮井さん | 作成日時:2020年10月11日 0時