後日談 ページ5
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「ジョンウあれもういいの?」
「うん?」
あの告白から早一週間が過ぎて、驚くほど日常はいつも通りに過ぎていった。
あの後何かあったらなんでも僕に相談してね?と言われ、頷く僕だったが流石にマシホヒョンにあんまりくっつかないでとは言えず。メンバーとの距離が近くてちょっと嫌かも…とふわっとは伝えたが本人がわかってるかは微妙だ。
ただまぁこのドヨンヒョンとの絶妙な空気感を感じとってるのか、それとも僕が浮かれてて気づいたのか分からないが、この同い年には見透かされてるようで。今だって少し心配そうに聞いてきてる。そんな彼が指差す先には、マシホヒョンとじゃれつくドヨンヒョンの姿。
「あぁうん。もう大丈夫」
「そうなの?」
「まぁジョンウがいいなら良いんだけど」
そう言ってナチュラルに隣に座ってきたアサヒヒョンと、僕を挟んで隣に座るハルト。本当にこの2人は何でもわかっているような顔で僕を見る。
「まぁそうだねやっぱ元気が1番だからねー」
「そうだよチョンチョンイ」
うんうん、と頷きながら僕の頭を撫でようとしたアサヒヒョン。いつものことだと止めもせずされるがまま自分のスマホに目を落とすもなかなか手がこない事に不思議に思うとそこにはドヨンヒョンがいた。
「へぇ〜」
アサヒヒョンの細いあの腕を止めて僕の頭を撫でてくるドヨンヒョン。少しびっくりしてるアサヒヒョンと若干ニヤニヤしてるハルト。
「ジョンウ今何してるの?」
「え…今は」
「隣座ってもいい?」
「うん…大丈夫だけど」
アサヒヒョンを見ればハルトと同じような顔をして僕を見ている。そしてふとさっきまでドヨンヒョンがいたところを見るとジフニヒョンがマシホヒョンとじゃれあってた。
「マシホヒョン取られちゃったからか」
とぼそっと呟けば
「え?逆にジョンウが取られると思って僕きたんだけど」
と言われやっぱりドヨンヒョンには敵わない。
「は!?」
僕の大声に数人がこちらを見た。さっきまでここに座ってた2人は爆笑し、目の前のドヨンヒョンはそれが何?って平然とした顔をしてるし…
急いで僕は膝に額をつけ顔を見られないように深く下へと向いた。上からヒョンのジョンウ?という声が聞こえてくるけど上なんて向けない。
まずはこの顔の赤みをどうにかしないと、なんて。あぁ僕はやっぱりとんでもない人を好きになってしまったかもしれない。
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sakura(プロフ) - 最高です、、読みながらニヤニヤが止まらなかったです、、! (2022年10月25日 19時) (レス) @page6 id: afebd1bb00 (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 蓮井さんさん» わぁ、、!ありがとうございます、、!!最近、ハルト受けにハマってるんです、、、笑 特にマシホ、、笑 大人しく正座して待ってます!! (2022年10月7日 23時) (レス) id: afebd1bb00 (このIDを非表示/違反報告)
蓮井さん(プロフ) - sakuraさん» sakuraさま、マシホ×ハルト了解しました。ありがとうございます。次のお話で書こうと思います! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 535e166fda (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 蓮井さんさん» いえいえ、ずっと更新待ってたので嬉しくて、、笑、。リクエストなんですけど、、マシホ×ハルトってできるでしょうか??地雷だったらすみません、、(ó〜ò) (2022年10月5日 23時) (レス) id: afebd1bb00 (このIDを非表示/違反報告)
蓮井さん(プロフ) - sakuraさん» sakuraさま、感想ありがとうございます!胸に沁みます…リクエスト随時受け付けております! (2022年10月5日 22時) (レス) id: 535e166fda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮井さん | 作成日時:2020年10月11日 0時