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「あ！ごめんな！服びちゃびちゃになってしまったな？
おれの服でよかったら貸したいねんけど...
ガムさん、身長高いなぁ」
「お前がチビなだけやろ(ボソッ)」
「もーエース、そんなんいわないの！
あ、ごめんな？でもほんま、服は大丈夫やで、俺らもこの近くで店やってんねん。
よかったら今度来る？結構騒がしいところやけど、料理はジョニーが作ってくれてるから絶品やで！」
「ほんまか！じゃ、今度行かせてもらうわ！」
と、なぜかガムと安田くんが意気投合し、立ち話は終わった。
あの女の子について、なにか知ってることがあるか、聞きそびれたな...
それからというもの安田くんはよくうちに遊びに来るようになった。
クラブに来るのは初めてだったみたいやけど、色とか音がガチャガチャしているのが好き！
というよく分からん理由で気に入ってくれたみたい。
(あとから気づいたんやけど、トッポと安田くんはよく似ている。だからエースはそりが合わへんのかなぁ...
まぁ、俺も自分の料理をおいしいといって食べてくれる人にいやな気はせえへんし、何より地元が
同じということでよく話した。
気づけば、お互い呼捨てで呼び合う仲になった。
もちろん、裏家業のことは内緒で。一度本名を聞かれたけど、安田に危害が及ぶことをさけ、濁してしまった。
まぁ、そんな平和な日々が続くわけも無く、今日は裏家業の日。
とはいっても、おれは情報を取ってくることがメインやから、車で万が一の時に備えてジャッキーと待機中。
「そーいえばジョニー、あの女の子は見つかったか？」
実は、ジャッキーだけには俺の初恋について話していた。
いや、話していたというか、寝言を聞かれたというほうが正しい。
「...いや、まだやなぁ。手がかりも無し。やっぱりもうこの辺にはいないんかなぁ」
本当はこの前の女スパイのことを話したほうがよかったん遣ろうけど、騙されたなんて知られたくなくて、俺は嘘をついた。
あのスパイ女があの子を知っているということはどこかに手がかりはあるはずやねん...
「あ、仕事、終わったみたいやで」
監視カメラの映像を見ると、人影が５つ。
やっぱ俺の仲間は最高に強くてかっこいいな。
あ、ガムがエースに怒られてる(笑
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作者名：電球らんぷ | 作成日時：2018年12月12日 16時
