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ガムside
俺は日課であるランニングを済ませ、家に戻る。
仕込みの為に早起きしているジョニーに牛乳を貰おうとキッチンに行くと、ジョニーの姿がない。
珍しく寝坊かな？と思い、自分で牛乳を取り出す。
ふと、円卓テーブルに目がいく。
そこには1枚の紙があって、次の調査資料かな？と思い拾い上げる。
マックが資料落とすなんて珍しいな…なんて思って、次の対象はどんな奴かなと資料を盗み見てやろうと思った…が。
それは調査資料ではなかった。
そこには一言。
『今までありがとう。ジョニー』
という言葉と、緑色のポケットチーフ。そして玩具の指輪が置かれていた。
俺はみんなを起こしに行く。
ジョニーの部屋を見てみると大きな荷物以外は無くなっていた。
皆をホールに集める
あ、アーセナルどうしよ？一応病み上がりやし、無理はさせへん方がええよな…
と思い、先にヤスも起こそうと思い部屋に行くと、そこには誰もいなかった。
もしかして、駆け落ち？
いやでもなんで…
ってか、ヤスの恋人はアーセナルやろ！
もう頭の中はゴチャゴチャで、アホな俺はとりあえずアーセナルも起こさなと、ノックもせず部屋に飛び込んだ。
「アーセナル！大変や！ジョニーとヤスが消えた！！！って、
うわ！ごめん！///」
そこには裸で寝ているアーセナルと、アーセナルの寝顔を愛おしそうに見ているヤスがおった。
…やっぱり2人ってそーゆー関係なんや。と恥ずかしくなるが、もう頭の中はパニック状態。
ジョニーはヤスと駆け落ちした？いやでもヤスはここにおるし。アーセナルと駆け落ち？いや、だからここにおるって。
え、じゃあジョニーは誰と駆け落ち…？
はっ！まさかエースちゃうよな！？それはアカン。なんかよく分からへんけど、それはアカン！
え、ジョニーはどこいった…？
「ガムー？どーしたん？ジョニーが消えたって…」
パンツ一丁のヤスが心配そうに扉を開けた。
あ、良かったパンツは履いててんな。
「あ、そやねん！大変やねん！朝起きたらな、今までありがとうって置き手紙あって、部屋に荷物も無くて…とりあえず、ホールに来て！
あ、服着てな？」
ヤスに服を着せているとアーセナルも起きてきたから、3人でホールに向かう。
みんなもう起きてたから、ジョニーの手紙を覗き込んで思案顔。
「ジョニー、どこいったや？」
「どこ行ったも何も、コレが置かれとるって事は、抜けるってことちゃう？」
「そんな簡単にここから離れるとは思えへんけどな…トッポ、筆跡は？」
「…ジョニーの意思で書かれたもんや」
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作者名：電球らんぷ | 作成日時：2018年12月12日 16時
