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「ヤス！」
「ジョニー！どーしたん。そんな息きらして。
それよりアーセナル、ゴミ取れた？」
「ん、おん。取れたで。」
「そっか、ありがとう。」
なんや、ゴミ取ってただけか…
それにしても、
「なんか、最近2人仲良さそーやね。」
「ん？そんなことないよな？アーセナル」
「ん…せやな。
それよりはよ、帰るで」
「あれ、もう帰るん？」
「1時間くらいここおるけどなんも思い出さなかったからな。おってもしゃーないやろ」
「な、3人でどっか食べに行かへん？」
…ヤスの提案で、俺とアーセナルとヤスの3人で飯に行くことにした。
ゆーてもその辺の大衆居酒屋やけど。
「ほんでなー？ガムと2人で裏で猫買ってたんやけど、ジャッキーにめっちゃ怒られてなー？」
「ジャッキーは動物苦手やからね。しょうがないわ」
「ええー、あんなに可愛いのにな」
そんなことを言ってるヤスの方がよっぽど可愛いけどな笑
「…お前の方が可愛ええ」
一瞬、俺の心の声が漏れたのかと思った。
だか、ヤスの目線は俺ではなくもう1人に向いている。
「ど、どーしたん？アーセナル？」
「ん…あれ？いまめっちゃ色っぽいねーちゃんおらんかったか…？」
「もー！アーセナル酔っ払いすぎー！ビックリしたわぁ！
あ、おれお花つんでくるなぁ〜」
お花摘むってww女子かww
ヤスが席を立った後、2人で目の前のグラスを飲み干す。
「…アーセナル、酔ってなんか無いやろ」
「なんや、気づいてたんかい」
「そりゃ、何年一緒にいると思ってん。」
「そりゃそか。まぁでも、お互い様やな。
お前、アイツのこと好きやろ」
ちゃんと口の酒飲み干しておいてよかった。
たぶん残ってたら絶対吹いてる。
俺だってついさっき気づいたのに…
「言っとくけどな、みんな気づいてんで。
お前が最後や」
「え、まさかヤスも！？」
「いや、あいつは知らんな。鈍感やから。
…ほんま、気づいてくれれば楽なんやけどなぁ」
「な、アーセナル、アーセナルも、ヤスのこと…」
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作者名：電球らんぷ | 作成日時：2018年12月12日 16時
