couple box (ページ22)

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一週間を待たず、５日間でヤスが退院した。
体はとても頑丈にできているらしく、じっとしていられなかったらしい(笑

俺はガムとともにヤスを迎えに行った。

「ヤス～。退院おめでとう！」

「ガム！ありがとう！ジョニーも、お迎えありがとうな」

入院中、ガムは何度かお見舞いに行っていたので、すっかり仲良くなっていた。

「でも、ほんまにええの？お世話になっても...」

「ええよ！男ばっかりのむさくるしいところやけどね(笑」

俺達は車に乗込んだ。
運転席ではトッポがゲームをして待っていた。

「トッポお待たせ！ほな、いこか～」

「よろしくお願いします。うわぁトッポさん、ほんま俺とそっくりやなぁ...」

「うん...よろしく」

車内では、ヤスが最終確認をしていた。

「ええっと...色が白い人がマックさんで、紙の長い人がアーセナルさん。
歯がすごい人がジャッキーさんで、ガムとトッポさんやろぉ...
あと色が黒い人がエースさんで、ジョニー...これで7人か。
多いなぁ。でも、楽しそう！」

ヤスはうきうきしながら帰りの道を眺めていた。

自身に記憶がないという認識はあるらしい。
ただ、ヤスいわく、

まぁ、いつか思い出すやろ！それに、新しいこと知っていくの面白い！

と、あくまで前向き(笑
さすがヤスやなぁ、と関心したものだ。

そうこうしていると、クラブに到着した。
ヤスは、目をキラキラさせて店を見ていた。
中に入ると、ジャッキーが仕込みをしていた。
それ以外のメンバーは見当たらない。

「おう安田くん！退院おめでとう！むさっくるしい所やけど、これからよろしくな！」

「はい！よろしくお願いします！！！」

こうして、俺達７人とヤスとの共同生活がスタートした。