44.何も知らない ページ4
「……〜い……おーい…A！」
「え、あ、ハイ。」
「ちょっと、トイレ行ってくるね、って。」
「あ、どうぞ…」
離れてく、松本先輩のスタイリッシュな後ろ姿をみつめる。
松本先輩が…隠し事…
恋したのもこういう気持ちになったのも初めてな私は、こういう時なにをしていいかわからない…
いつも、ドラマとかだと相手のケータイを見たりしてたっけな…
ちょうど、テーブルの上に…ケータイ。
見ていいものなのかな…？
まあ、彼女…だし、ね。
恐る恐る、ケータイを手に取ってみた。
でも…
「パスワード……」
ドラマみたいにうまくいくわけなく、パスワードに引っかかる。
…そうだよね。
見るなってことだよね。
大人しくケータイを戻そうとすると…
「A？なにしてんの？」
松本先輩の声。
やばっ…
「いや、あの…
かっこいいケースだなあって…
ほら、今、私、ケースしてないからいいの探してて」
「…そっか」
そう呟いて、座る松本先輩。
大丈夫…？
バレてない…？
「じゃあ、今度、
一緒にケース買いにいく？」
「あ、ぜひっ！」
よかった、なんとかバレてないみたい。
…でも、何もよくないよ。
不安は消えないままなんだから。
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nono(プロフ) - るりりんさん» うん、途中です。次の更新はNAMIちゃんなのでそれまで待ってていただけたら嬉しいです。 (2014年3月27日 17時) (
レス) id: 58a993ffe9 (このIDを非表示/違反報告)
るりりん(プロフ) - これってまだ途中だよね？ (2014年3月21日 11時) (レス) id: 5da42b4318 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クラスメイト x他2人 | 作成日時：2013年12月4日 17時
