43.隠し事 ページ3
あの日から、もう１ヶ月が過ぎた。
そう、松本先輩をBARに連れて行ったあの日から・・・
あれ以来、私は何か変化を感じていた。
その変化が何なのか、私にもよく分からない。
でも、不安で堪らなかった。
当たり前なのかも知れない。
ストレスの発散場所であったあの場所に、あれ以来一度も足を運んでいないのだから。
あそこに行けば、皆が暖かく迎え入れてくれた。
あそこに行けば、どんなに疲れていても落ち着けた。
明日も、頑張ろうって思うことが出来た。
そんな場所が、たった一夜の出来事のために失われたのだから・・・。
でも・・・、きっとそれだけじゃない。
私が不安になるのは、たぶんそのせいだけってわけじゃない。
私が不安になる一番の原因は・・・、松本先輩にある。
先輩を信用してないわけじゃない。
先輩は相変わらずのジェントルマンで、私を笑顔にしてくれる。
でも・・・。
私と一緒に居たとき、電話がかかってきた。
いつもなら普通に出るのに、そのときはなぜか違った。
携帯の液晶画面に映る相手の名前を見て、電話に出ることをためらってた・・・。
「出ないんですか？」
って聞いてみたら、慌てて携帯をしまった。
「いいんだ。」
って、まるで私に液晶画面に映る名前を見られたくないかのように・・。
それに・・・。
「ごめん、急用ができた。」
って、言葉が最近多い。
しかも・・・、
そんな言葉を発する前には、決まって誰かから電話がきて、私に隠そうとする。
私に電話の相手を知られまいと、慌ててる。
先輩、あなたは何を隠しているの？
そんなにも知られたくない、電話の相手って誰？
知りたい・・・。
でも・・・、怖い。
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nono(プロフ) - るりりんさん» うん、途中です。次の更新はNAMIちゃんなのでそれまで待ってていただけたら嬉しいです。 (2014年3月27日 17時) (
レス) id: 58a993ffe9 (このIDを非表示/違反報告)
るりりん(プロフ) - これってまだ途中だよね？ (2014年3月21日 11時) (レス) id: 5da42b4318 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クラスメイト x他2人 | 作成日時：2013年12月4日 17時
