42.泣き虫 〜翔side〜 ページ2
あの子が出てった後、
何もなかったように澄まし顔でカウンターの奥に引っ込もうとするニノ。
でも、明らかに動揺はしてるようだ。
段差につまづいてるし。
「ってーな。
なんでこんなとこにあんだよ〜」
…いつもあったけど…笑
「シップ〜、齋藤てんちょー？
シップないんすか〜？」
「ないよ、そんなの。
唾つけときゃ、治んじゃない？」
「ないのね。」
やけに素直だし。
いつもなら買いにいくまで文句言うのにな〜…
「ニノ」
そんなニノを呼び止める。
「今日、休んだら？」
「…俺いなきゃ、この店潰れるでしょーが」
「そんな顔のニノがカウンター出てるほうが、潰れるよ。」
「……。」
「潰れるよ。」
俺より少し小さな背中。
それ、が。
少し震えた。
「…後悔するよ。
俺の涙に同情した女がくるかもしれねえのに」
「…はは。
自分のこと褒めすぎだろ」
階段を登ってく、ニノを見送ってふぅっと息を吐く。
「齋藤店長、俺、何すればいいですか？」
「……何もしないで」
「えぇええっ」
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nono(プロフ) - るりりんさん» うん、途中です。次の更新はNAMIちゃんなのでそれまで待ってていただけたら嬉しいです。 (2014年3月27日 17時) (
レス) id: 58a993ffe9 (このIDを非表示/違反報告)
るりりん(プロフ) - これってまだ途中だよね？ (2014年3月21日 11時) (レス) id: 5da42b4318 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クラスメイト x他2人 | 作成日時：2013年12月4日 17時
