34.明日は修羅場?〜翔side〜 ページ14
「じゃあ、また来ますねー」
ご機嫌に帰って行った3人を送り、
誰にも聞こえないぐらいのため息をついた。
そして、グラスを片付けながら、彼に言う。
「いつまでそこにいんのさ、ニノ」
さっきからずーっと階段で子供みたいに足をプラプラさせてるニノ。
Aちゃんがルンルンでここに来た瞬間、階段に逃げてったんだ。
お腹痛いってね。
「気づいてたんすか」
「まあね。こっから足がチラチラ見えてたから」
ようやく階段から降りて来た。
「素直じゃないんだから。
好きなら好きって早く言っちゃえばよかったのに」
「別に」
分かるよ。
あんなに嬉しそうに喋られたら何にも言えないよな。
「ニノ、酒飲む?作るよ?」
慰めがわりに今日は存分に酔わせてやろうと思った。
「ううん。飲むけど自分で作るわ」
「え?いいって。俺作るから」
「いや、いいって」
「だから、俺作るって」
「いや、いいっす」
「だから、俺が・・・」
「翔さんの飲めたもんじゃないっつーの!」
二、ニノまでそんなこと、言うの〜?泣
酷くない?
結局、ニノが作ったお酒で乾杯。
「明日、連れてくるってよ。Aちゃん。」
「みたいね」
「また、階段でいじける気?」
「ううん?カウンターで働きますよ?」
へぇ〜。意外。
ちゃんと接客するんだ。
「何作るの?カクテル」
「ん?何も作らないよ」
え?
こう一時停止している俺を知らず、
ニノはどんどん喋っている。
「まあ、警察沙汰にはしないから安心して。
もう二度と来れないようにしてやる。
そうだな、彼女の前でみっともない顔させて〜。
それから、ジェントルマンのジェの字も失わせて〜。
それから・・・」
俺、明日休もっかな。
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るりりん(プロフ) - 続きが楽しみっ! (2014年3月21日 11時) (レス) id: 5da42b4318 (このIDを非表示/違反報告)
シャクライ(プロフ) - nonoさん» わかりました! (2014年1月14日 3時) (携帯から) (レス) id: 42f9644859 (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - 長い間、大切な読者様方をお待ちさせてしまい大変申し訳ございません。 (2014年1月14日 0時) (レス) id: 58a993ffe9 (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - ご連絡。長い間、この次のパートをパスワードかけてて申し訳ございません。あそこは、まだ、下書きしかしていません。かと言って、受験生ですのでなかなか手をつけられません。落ち着きしだいすぐに取りかかるのでお待ちいただけたら嬉しいです。 (2014年1月14日 0時) (レス) id: 58a993ffe9 (このIDを非表示/違反報告)
シャクライ(プロフ) - 凄い面白いです♪続きを読みたいんですがBAR Raisha3の小説がパスワード設定されてて見れません (2014年1月8日 2時) (携帯から) (レス) id: 42f9644859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クラスメイト x他2人 | 作成日時:2013年7月29日 13時