22.恋なんじゃない? ページ2
今日は、そんなわけわかんない形でお開きになった。
なんだったんだろ。
あの人が毒を吐くのはいつものことだけどさ、いつもより増してるっていうか…
「だーっ!無駄っ!!
あやつのために考える時間が無駄だっての!!」
そうよ。
気にしなきゃいいのよ、あんなの。
夜の帰路で1人叫んだ。
ら。
「あやつって…(笑)」
後ろから声がした。
あれ?これ…デジャヴ?
振り替えると、やっぱり松本先輩。
「わっ、まっ、松本先輩…っ!?」
「なに?あのバー、そんなおもしれぇの?」
「いやいやいや。あそこはわんこが…」
「わんこ?犬?なにそれ(笑)」
くすりと笑う松本先輩は、やっぱりかっこいい。
いや、存在自体がかっこいいんだ。
それと同時にあの叫びを聞かれてたことを思い出して、顔がものすっごく熱くなる私。
あいつのせいよ、わんこ。
全部あんたのせいよーっ!!
「なぁ、すごい顔してるけど大丈夫か?」
「へっ?いや、いいんです。オッサンなんで」
「は?(笑)」
いかん、私、まだバーのテンションが抜けてない…。
落ち着け、落ち着け。私。
私は、近藤A。
御令嬢なのよっ
オッサンなんて、似ても似つかない…お嬢様なのよっ
深く深呼吸をして、前をふと見ると、
「う、えっ?」
松本先輩の顔が目の前にあった
な、な、な、ななななにこれっ!!
「ま、まままままま松本先輩?」
パニクる私に「ぷはっ」と吹き出した松本先輩。
ぷはっ………?
「焦りすぎ。
ぼけーっとしてたから近くに行っただけだって(笑)」
そうやって、またくすくす笑ってるけど、私の心臓はもうバックバク。
ドクン……ドクン……って鳴りやまないの。
私、これ知ってる。
少女漫画で見たことある。
これ、恋なんじゃないっ!?
ちょっと、これ、恋なんじゃないっ!?
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るりりん(プロフ) - 続きが楽しみっ! (2014年3月21日 11時) (レス) id: 5da42b4318 (このIDを非表示/違反報告)
シャクライ(プロフ) - nonoさん» わかりました! (2014年1月14日 3時) (携帯から) (レス) id: 42f9644859 (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - 長い間、大切な読者様方をお待ちさせてしまい大変申し訳ございません。 (2014年1月14日 0時) (レス) id: 58a993ffe9 (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - ご連絡。長い間、この次のパートをパスワードかけてて申し訳ございません。あそこは、まだ、下書きしかしていません。かと言って、受験生ですのでなかなか手をつけられません。落ち着きしだいすぐに取りかかるのでお待ちいただけたら嬉しいです。 (2014年1月14日 0時) (レス) id: 58a993ffe9 (このIDを非表示/違反報告)
シャクライ(プロフ) - 凄い面白いです♪続きを読みたいんですがBAR Raisha3の小説がパスワード設定されてて見れません (2014年1月8日 2時) (携帯から) (レス) id: 42f9644859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クラスメイト x他2人 | 作成日時:2013年7月29日 13時