73*レインside ページ42
いつからだろう。スノウがいなくなって泣かなくなったのは。
いつからだろう。目の前の女を好きになったのは。
いつからだろう。目の前の女を愛しくなったのは・・・
レイン「ああ。そっか・・・。」
もう、向き合えていたんだ。スノウがﾀﾋんだことに。
向き合ったらスノウのことを忘れそうで、気づかないフリをしていただけなんだ。
ナミ「分かったでしょ？」
レイン「分かりすぎるほど分かった。馬鹿らしいな。俺は。」
立ち上がって傍らにいたアイを抱きしめる。
レイン「スノウ。俺、もう逃げねぇから。コイツと一緒にいるから。
もう、俺は大丈夫だ。心配すんな。」
目の前の墓に向かって言う。頬を優しく撫でられたような気がした。
レイン「よし。じゃあ、食い物と材料取りに行くか。」
全員｢｢おうっ！！｣｣
そして俺たちは材料を取りに、かつての村まで降りていくのであった。
・
フランキー「それにしても良い素材ばっかだな・・・。」
船を出し、船室で食事をしていたとき、フランキーにそういわれて頷く。
レイン「元々天気の種族が集まってたトコだし、
それぞれの植物の場所をそれに適する良い環境にしてたんだ。」
アイ「ﾀﾋんでも持続するんだっけ？」
レイン「ああ。まぁ、あの島の場合土壌もちょっと特殊だけどな。」
ゾロ「・・・ご馳走様。」
ウソップ「おい。またトレーニングかよ。」
ゾロ「ああ。」
チョッパー「少しは休んだ方がいいって！！」
ゾロ「・・・・。」
バタンッと音を立てて扉が閉まる。
あるのは静寂。たったそれだけ。
ナミ「・・・焦ってるわね。だいぶ。」
サンジ「あれから1週間は経ってる。当たり前と言えば当たり前か。」
レイン「俺のせいで時間をとらせたな・・・。」
ゾロはいつの間にか笑わなくなった。
そりゃあそうだろう。愛しい女が生死不明だったら。
ルフィ「なぁ、他にサヤが行きそうな場所ってあるか？」
頭に浮かんだのは1つの島。
でもそこは、あまりにも遠すぎた。
どんなに急いでも2週間ちょいはかかるだろう。
ルフィ「何でもいい。教えてくれ。」
レイン「ここからずっと遠い場所に1つの島がある。」
ルフィ「どんなところだ？」
レイン「サヤが人工的に作った、俺たちの“希望の島”だ。」
俺の言葉にまた室内は静寂に包まれるのだった・・・
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花蓮(プロフ) - らんりぃさん» ありがとうございます！！面白いだなんて光栄です＾＾頑張ります！！ (2013年10月19日 17時) (
レス) id: 36ede96ce8 (このIDを非表示/違反報告)
らんりぃ - 面白いです！頑張って！！ (2013年10月19日 15時) (レス) id: c3f90f2393 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - たまりんさん» 亀更新なので遅いですが、頑張ります！！ (2013年9月19日 11時) (レス) id: 36ede96ce8 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - こねこさん» ありがとうございます！！頑張ります＾＾ (2013年9月19日 11時) (レス) id: 36ede96ce8 (このIDを非表示/違反報告)
たまりん - 更新ファイトです(*^^*)頑張ってくださいねd(^_^*) (2013年9月16日 23時) (レス) id: c06989eb41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2013年6月29日 12時
