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サヤ「よし。これでいっか。」
コソコソと小舟を出し、海に浮かべる。
今日、私はこの船から出て行くことにした。
このままこの船に乗っていたら決意が鈍くなってしまうと思うから。
海軍に戻ってみんなに挨拶をするつもりだ。
サヤ「今まで・・・お世話になりました。」
船へと頭を下げ、誰もいない中船をこぎ出す。
流れてくる涙には気づかないフリをして、私は海軍本部へと戻っていくのだった・・・
・
海軍本部へ着いた頃には、もう日は暮れていた。
誰にも気づかれないように私はある人達の元に向かう。
トントンッ
？「入れ。」
サヤ「失礼します。」
入った瞬間に、中にいた人たちの目が大きく見開かれる。
サヤ「入れって言ったのに、その表情はないんじゃない？スモーカー。」
スモーカー「・・・・。」
たしぎ「何で・・・まだ先だったはずじゃあ・・・。」
サヤ「そうだね。」
目の前で泣きそうになっているたしぎの頭を撫でる。
本当にたしぎはくいなに似てる。大好きだった私の姉のような存在の人に。
サヤ「みんなに挨拶をしようと思って帰って来ちゃった。」
スモーカー「アイツらに会いに行くか？」
サヤ「遅いけどいいの？」
たしぎ「いいですよ！！サヤさんだったらG-5のみんなも喜びます！！」
サヤ「良かったあ・・・。」
これでG-5の人と会うのは最後だ。カウントダウンは近づいてきてるから。
サヤ「スモーカーは？」
スモーカー「・・・はぁ。」
溜息をつきながらも立ち上がるスモーカーを見て笑う。
初めてここに来たとき、私は人に対して心を開こうとはしなかった。
そんな私に、上司のクザンは寄り添ってくれて、
"肩の力を抜け"とスモーカーは言ってくれた。
私にとってクザンはお父さんだったら、スモーカーは私のお兄ちゃん見たいな存在。
一緒にいると安心できて、嫌なことがあったら全てを吐き出していた。
サヤ「ねぇスモーカー・・・。」
スモーカー「何だ？」
サヤ「これで、いいんだよね・・・。」ボソッ
たしぎには聞こえないように小さくそう呟く。
スモーカー「・・・・。」
スモーカーはただ黙って私の頭を撫でてくれていた。
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花蓮(プロフ) - らんりぃさん» ありがとうございます！！面白いだなんて光栄です＾＾頑張ります！！ (2013年10月19日 17時) (
レス) id: 36ede96ce8 (このIDを非表示/違反報告)
らんりぃ - 面白いです！頑張って！！ (2013年10月19日 15時) (レス) id: c3f90f2393 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - たまりんさん» 亀更新なので遅いですが、頑張ります！！ (2013年9月19日 11時) (レス) id: 36ede96ce8 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - こねこさん» ありがとうございます！！頑張ります＾＾ (2013年9月19日 11時) (レス) id: 36ede96ce8 (このIDを非表示/違反報告)
たまりん - 更新ファイトです(*^^*)頑張ってくださいねd(^_^*) (2013年9月16日 23時) (レス) id: c06989eb41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2013年6月29日 12時
