63*レインside ページ32
それから俺らは逃げ続けた。
海軍から追っ手が来たがただただ逃げ続けた。
スノウ「私たちの島・・・どうなってるんだろうね・・・。」
1ヶ月経ってそんな素朴な疑問をスノウは吐き出す。
レイン「帰ってみるか？」
スノウ「いいの・・・？」
レイン「もう1ヶ月経ってるんだ。大丈夫。」
そんな考えがどれだけ安直だったか・・・
後悔しても遅い。もう取り返しなんて付かなかった。
・
レイン「なんだよこれ……。」
緑が多く爽やかで穏やかな町。
それなりに人もいて、みんな家族同然で柔らかい空気が漂っていた。
……でももう無くなってしまった物。
2人で村だった物を見てまわる。
家も店も崩れ落ちて瓦礫の山となり、辺りには焦げ臭い臭いが漂っていた。
そんな中人の声が遠くに聞こえて俺は走り出す。
スノウ「レイン！？」
レイン「人の声だ！」
人の声がするところまで走ってくると俺は声を失った。
？「強情だねぇ。さっさと言ったらどうなだよぅ？」
「……。」
？「さっさと吐かんかい。知っとるんじゃろう？キセキの子を。」
「はっ。言うわけないじゃないｋ」
赤犬「残念じゃのう。」
赤犬はいとも簡単に人を殺ってのけた。
赤犬や黄猿の周りを見る。
そこには動かなくなっていう人がたくさんいた。
そして、赤犬はまた手をかける・・・
レイン「あ、ああ・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！」
目の前で天気を操ってそこに俺は飛び込んでいった。
もう、終わらせたかった。
もう、終わりたかった。
黄猿「駄目だよぅ？良い子にしてなくちゃ。」
レイン「っっ！？」
脇腹に鋭い痛みを感じ、その瞬間吹っ飛ぶ。
赤犬「・・・来たか。」
スッと赤犬の目が細められ、俺と目が合った。
スノウ「させないっ！！！」
スノウが俺を庇うように前に出る。
赤犬「じゃあ、お前からにするか。」
レイン「やめろっ！！！」
黄猿「よそ見をしてちゃいけないよぉ？」
光の光線が放たれそうになり天気を操ろうとすると
昨期操ったせいなのか鋭い痛みが走って一瞬操るのが遅れた。
まるでスローモーションのように目の前の景色が流れる。
“レイン！！”と叫びながら走り寄ってくるスノウ。
それに笑う黄猿の姿。放たれる光の光線。
そしてそれはスノウを貫いた。
そして倒れる愛しい幼なじみ。
俺の絶叫が響いていった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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花蓮(プロフ) - らんりぃさん» ありがとうございます！！面白いだなんて光栄です＾＾頑張ります！！ (2013年10月19日 17時) (
レス) id: 36ede96ce8 (このIDを非表示/違反報告)
らんりぃ - 面白いです！頑張って！！ (2013年10月19日 15時) (レス) id: c3f90f2393 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - たまりんさん» 亀更新なので遅いですが、頑張ります！！ (2013年9月19日 11時) (レス) id: 36ede96ce8 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - こねこさん» ありがとうございます！！頑張ります＾＾ (2013年9月19日 11時) (レス) id: 36ede96ce8 (このIDを非表示/違反報告)
たまりん - 更新ファイトです(*^^*)頑張ってくださいねd(^_^*) (2013年9月16日 23時) (レス) id: c06989eb41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2013年6月29日 12時
