カップル成立 ページ43
me side
晴れて、私たちは付き合うことになった。
今この瞬間から、私とチーノは恋仲なのだ。
なんというか、嬉しいような、恥ずかしいような…
お母さんも、こんな気持ちだったのかな、
『…そろそろ、食堂行かなきゃいけない時間じゃない？』
ci「あー、ほんまや。あと15分くらい」
食堂へ向かおうと1歩踏み出すと、手首を掴まれた。
ci「手、繋いでいい？」
『…いいよ。』
チーノはそう言って、指を絡めた。
食堂につき、扉を開ける。
ぎりぎり夕食の時間に間に合った。
席に着いているみなさんが、私達に注目して全てを察したらしい。
syp「ぅえ！？お前、ガチでやったん！！？」
ut「ほぉーん、やるやん。」
tn「やっとくっついたかぁ…何年かかってんねんほんま」
zm「よぉOKもらったなぁ、」
os「良かったねチーノ君。長年の想いが叶って！」
sha「てかもう恋人繋ぎとかやってんなぁw」
rb「なんか…あれやな、目の前でカップル爆誕はどういう反応してええかわからんまじで」
em「おめでとうございます！」
kn「お前Aのこと騙したんちゃうやろなぁ？」
gr「とにかく飯にしよう。話とイジりはそれからだ」
席に着いて、夕食に手をつける。
その日の夕食はいつにもまして騒がしく、いつにもましてチーノへの当たりが強い気がした。
sha「いやまじでチーノずぅぅっと前からAちゃんのこと好きやってんでw」
ut「メンヘラ並に必死やったしなw」
kn「ﾌﾋﾋwわかるわかるあれな、Aが大怪我して帰ってきたときとかなw」
zm「今は笑えるけどAが絡むときのチーノはガチやったなぁ」
syp「夜遊びもせえへんようなったしなァw」
『…そう、なんですか』
チーノを見ると、顔を真っ赤にしながら切り分けたお肉にフォークを突き刺して口に運んでいた。
ci「なんで付き合えた俺よりお前らが浮かれてんだよ！おかしいやろ！w」
tn「そらお前、俺らはもどかしい思いしながらも今まで黙って見守ってきたんやから爆発するのは当たり前やろ」
rb「てかAちゃんはチーノのどこがええと思ったの。」
『え、』
不意に話題を振られたかと思えば、チーノを含めた全員の視線が突き刺さる。
『……まぁ、すごく簡単に言ったら全部、ですかね。
嫌なとこもあると思いますけど、なんか憎めないんで。
多分、それだけ好きなんじゃないですか』
ci「っ、」
zm「おぉ…w言うねぇ」
em「あwチーノ君これ恥ずか死んでるww」
私が経験した中で1番騒がしい夕食だった。
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イデア(プロフ) - ひなさん» ひなさんコメントありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです…！こちらこそご愛読ありがとうございます！！ (2021年7月13日 20時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - は、初コメ失礼しますっ！いつも読ませて頂いております…！最近知ったばっかの新規でして…本当にいつも素敵な作品をありがとうございますっ…！ (2021年7月12日 1時) (レス) id: 2474e749f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2021年3月31日 20時
