買い物 ページ24
ci side
城下に降りてしばらく。
買う物の順番を決め、まずはエミさんの本を買うため本屋へ向かっていた。
ci「どうや〜？城下は！」
『いや…全く来たこと無いわけじゃないし、普通だよ。』
ci「来たことあるっつっても、仕事に行くときに通ったりしたくらいやろw」
『来てることには変わりないでしょ』
少し冷めたような返答をしながらも、Aは城下を見回しながら歩いていた。
ci「ん。ここや」
『本屋さん？』
ci「そうそう。案外大っきいやろw」
そう言って中に入る。
「おや、チーノさん。いらっしゃいませ。…と、そちらは…新しい幹部の方でしょうか。」
ci「お。お久しぶりです！そうなんですよー」
『どうも、Aです。』
「お目にかかれて光栄です。」
店主のおじさんとAが握手を交わす。
ci「エーミールさんからお使い頼まれたんすけど、この本ってあります？」
「あぁ、これですか。少々お待ちください、今持ってきますので…」
店主にエミさんから渡されたメモを出すと、すぐに本を持ってきてくれた。
代金を払って、次の店へ向かった。
ロボロのプロテイン、オスマンさんの石鹸と茶葉を買い、それぞれ店を回る度、店主や店員が快く新しい幹部としてAを受け入れてくれる。
そして気づけば、時計塔の針はお昼の12時を過ぎていた。
ci「A。」
『ん？』
ci「ずっと歩いて疲れたやろ。時間的にも腹減っとるやろうし、どっかで昼飯食おうぜ。」
『そうだね。』
ci「なんか食いたいもんある？」
『特に思いつかない。』
ci「っし！じゃあ俺の行きつけ教えたるわ！w」
そう言って、俺はAをランチが美味いで有名なカフェへと案内した。
店へ入り、適当な席に着く。
ci「何食う？ちな俺のオススメはペペロンチーノ！」
『じゃあ、私もそれで。』
店員に注文をして、料理が来るまで軽く雑談しながら過ごした。
「お待たせしました〜、ごゆっくりどうぞ。」
店員がテーブルに料理を置く。
ci「これこれぇ〜！いただきまぁす！」
『…いただきます。』
手を合わせて、2人同時にパクリ、と一口食べた。
相変わらずの美味しさに俺はまた一口食べ、Aの表情を伺う。
ci「…うまいやろw」
『うん。おいしい。』
そう言ってAもまた一口ペペロンチーノを頬張った。
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イデア(プロフ) - ひなさん» ひなさんコメントありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです…！こちらこそご愛読ありがとうございます！！ (2021年7月13日 20時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - は、初コメ失礼しますっ！いつも読ませて頂いております…！最近知ったばっかの新規でして…本当にいつも素敵な作品をありがとうございますっ…！ (2021年7月12日 1時) (レス) id: 2474e749f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2021年3月31日 20時
